今日は娘の卒業式だった。
小学校最後の日。
今の東北が抱える憂慮に、この地に居る事の不安はあるが、
覚悟を決めた。
大事な娘の、大事な大切な日を迎えさせる事ができて幸せだ。
初めてまともに中学校の制服を着ているのを見た。
幸せの真っただ中の、青春時代に突入する。
「君が代」を唄わせるこの国家が、細石が岩に変化する程の長い時間、そしてそこが苔むすまでという内容の、長い悠久な時間を安寧にあるが如き国歌が、
今年、この時こそが、その苔が枯れ落ちる時となるのか。
ここで、国家や東電の初動の最悪さと、見通しの甘さ、欲を断じてもはじまらない。
受け入れがたい真実を受け入れるしかないのだろう。
同時期に、リビアなどでは国民に向け弾丸が発射されている。
平和ボケの国家はまた、計画停電のなかで野球のナイターや、高校野球も行う計画らしい。まあいいさ。好きにしてくれ。
娘たちは、息子たちは、みな逞しく美しく輝いていた(オイラは写真しか見てないが)
まあ、かみさんの卒業式の様子や、先生からの言葉を伝え聞き、目頭を押さえるばかりである。
卒業証書を娘から手渡され、不覚にも涙を流してしまった。
俺の涙は軽いのか・・・・。
日中は、結構な積雪の片づけ。
ちび助と二人でスノーダンプでチビラチビラとお片づけ。
やさしい日差しの中で、とても聞きわけが良い立派で頼もしい息子に見える。
こういう時は日常の普通の事が何でも美しく見える。
この時の、日本の姿を忘れずに、父や母の愛を胸に抱き、未来に向かってくれ。
その手助けを、kuma仙人は命をかけて行うのである。
娘息子たちよ、そして全ての子供たち。
君たちは未来なのである。
決して両親の持ち物なのではなく、輝く未来そのものなのである。
高畠町に些少だがコメを託した。
とりあえずは、避難されてきた方々の未来の為に。
がんばれ東北
がんばれ日本