暗い寒い朝、冷気が身体の芯まで染み込む湿気の多い空気だ。
こんな朝は、気温以上に寒さを感じる。
8時23分、山の6合目あたりから遅い朝日が昇り、部屋に光を差し込むが、直ぐに雲が蔽い隠した。
緑環境税だとか、アホとしか思えない思慮の浅い政策に、不満が募る。
山を歩き回り、緑環境税により下刈を慣行等という看板が見られるが、つまらん。
一時の熱病のように、それを行う事が正義であり環境を守る緑の勇士とでも思っているのだろうか。
環境を守るという事の最大の力は、人間の関心がそこに向くという事であり、そこに向かえばおのずと荒れた森を思い、自然に親しみ管理できるようになるのである。
何も分からず、お金が出るから業者を使い適当に整備しました、と、わざわざ看板を立てる処がいかにも日本人らしく、パフォーマンスっぽい。
そんなもん、未来永劫ずっと管理を継続しなければ森の環境は維持できないのであるから、看板など立てずに常に管理しなさい、と言いたい。
それも、地権者が自ら進んで管理しなさい、出来なければ民衆に開放し、柴や薪を採らせなさい。である。
ペレットストーブに行政より補助、というのも笑ってしまう。
環境に優しいから補助を出します、なんてのが幾年か前までこの街でもあった。
その後、申込者が少なすぎ補助を打ち切りしたらしいが、そりゃそうさ、そりゃ愚策だからね。
ペレット作るのに金がかかる。施設は必要だし、誰でも簡単に出来るもんじゃない。燃料ペレットは業者から買う事になるのである。
それも安くない。
そんなもん、薪ストーブなら家の解体廃材でも河原の木でも、自分で切ってそのまま燃やせるのである。いちいちペレット業者に金が落ち、ペレット製造機械会社に金を撒き、ペレットストーブ会社にも同じくで、なんぼでも多くの手をかけ金をかけるシステムに補助を出すなんてのはおかしいのである。(まあそこのところがおいしい役職の人がいるんだか、と思いたくもなる)
おまけに、普通のペレットストーブは電気がないと燃焼しないのである。
これで何がエコだ?
だったら最初から、薪ストーブに補助を出し、近隣の荒れ果てた里山の管理と併せ柴や薪を供給したらよかろう、建築廃材だって、ペレットに出来るものならそのまま切って燃やせるのだと、近所の町議会議員に進言したものだが、どだい能力や創造力のない田舎親父、俺の言っている意味など分らずに、当たりや受けのよいペレットストーブ補助の予算に議会で賛成したのである。
奴らは、政策や町の将来像より、自分のサラリーにしか興味がないのだろう。
で、タイトルのペット税。
新聞の中刷広告、「aera」の記事。
ペット税 犬5千円 猫3千円 ワニは5万円。
税収は子供手当の財源?
フッフッフ・・・。
馬鹿すぎて困ったもんだ。
生類憐みの令に匹敵するお話ではあるまいか。
まず、もうこの国の政治というのは、目で見えるかたち、のみに向かい本質を得るという心がないとしか言いようがない。
以前からそうだったのだろうけれど、
ほんとにこれでは、特別に馬鹿で無能なケダモノじみた陳腐な学校の校則じみている。
笑うしかないね。
こんな国には住みたくない。
これほど美しく南北東西に広く多様性に富んだ国土を持ちながら、その国の政治家は保育園児に毛が生えた程度の利己に終始しているとしか見えず。
東京か大阪みたいな大都市にしか人は住んでいないとでも思っているのだろうかね。
笑うしかない。