遂に行ってきた。

栃木県の射撃場まで、先輩方と片道２５０㌔の道のりを走った。
もちろん泊まる小遣いなどないので、日帰りのとんぼ返りなのである。
東北自動車道が、福島側　白川まで、復興の為なのかな、無料区間となっているので経済的に非常に助かる。
無料区間を走って、申し訳ないような気がするが、
害獣の駆除など積極的に参加して、そう言った面から復興の支援に参加するという手だてもある訳だ。

おまけに、当地１５８円/㍑のガソリンが、栃木では１４８円だった。
非常に助かる。
帰路、満タンに詰めてきた事は言うまでもない。


そして・・・・
なんちゅうか・・・・雪がない！！
全然ない！！
まったくない！！！

草が緑になって生えてる！！
地元のおかみさん方は、サルが出てた、鹿が出てた、イノシシが歩いてた、とガソリンスタンドででっかい声で話してる。

スタンドの兄ちゃんに聴くと、この近所でシカが道路に死んでたりしますよ・・・・・だって。

結構平地というか、山は低く、街場なんだけどね～（俺んちの近所に比べりゃ都会だ）


で、遂に、初めて自分のライフル銃で弾を撃ってみたのである。
それも自分で詰めた弾である。

受付を済ませ、３時間３５５０円のライフル射撃場に入る。
なかなか関東の射撃場は素敵な設備である。

地下道を通り、的を取付け、装置をガラガラと上げると、地上に的が現れる。
その間も、隣近所では鉄砲玉が発射され、地上部分をビュンビュンと飛んでいく。

しかし、そこは地下３メートル位の場所。安全なのである。
ライフル弾の通貨音を、こんな近くで聞く機会は滅多にないのである。

先輩方は慣れたもので、俺がまだ準備している間にもう撃ってる。

ライフルを乗せて、的を狙う台までこしらえて、持参である。




俺はというと・・・、四角い小さな木の切れ端を拾ってきて、それに毛布をかぶせてと言う塩梅である。


同じ弾頭（弾）で、薬きょうの火薬量を少しづつ変えたモノを撃ち、どの調合がベストか調べるための射撃である。
そして、第一に、セッティングしてきたスコープがあっているのかどうかを調べなきゃならない。

距離は１００ｍ。

何処に着弾するのか分からないのである。
なのに、５０センチ四方の的を使わないで、いきなりＡ４サイズの的を貼ってきてしまった。

まあ、何とかなるべ。家で神経質に、大工用のレベルやレーザーを使ってスコープ調整をしたのだが、鉄砲専用道具じゃないから心配な訳でもある。


さて、初撃ち。

耳栓ガッチリ。

弾を１個鉄砲に入れる。

狙って～～～～ドッカァ～ン・・・・・・・

・・・・って・・・・・・ウゲッ・・・・
反動がすごい・・・・・・・・・ちょっと凄すぎでないかい！！！

諸先輩方の鉄砲は３０-０６という弾を使う。火薬量は５０～５５グレイン（単位）である。
俺のは３００マグナムという奴で、火薬が７０～７２グレイン入っている。
まあ、単純に火薬が多けりゃそれだけエネルギーが高い訳である。
なので反動が半端ではない。
実猟用の鉄砲なので、射撃と違い火薬の量も目いっぱい入れてある。

１００個撃つ予定だったのだが
５０個撃ったところで限界を感じてしまった。

が、まあしかし、スコープ調整と、火薬調整のと、鉄砲に慣れるための練習なので、これで充分である。

取りあえず、的の中心に弾が当たる事は考えていない射撃スタイルである。
撃った弾がどれくらい集中しているかというスタイルの射撃なのである。


一応、結果もご報告しちゃう。

専門的な言葉を使って言えば、
３００マグナム、マックスチャージで１００ｍ。スコープはニコンの１０倍。
レストは木の切れ端に毛布。

チョコマカと撃ち込む・・・・
それなりにまとまってるか。あとは腕の問題だなぁ(笑)



最後の射撃　１３発　＝３発　　＝５発　　＝６発　と撃ってみた。
最初３発撃ち、１/４ＭＯＡのスコープを８クリック下げ。
次　真ん中に向かい５発。
次、左下の黒丸に向かい６発。（１発は愛嬌で右下□の脇に着弾＝無視）

で、こんなもんである。

実猟銃（射撃専用銃がある）では上出来である。
分かる人には分かるんですよ。

ちなみに、１０発撃つごとにペレット通しの軽いクリーニングをせっせとやってるのは、仲間では俺だけだったし、他の射台では、射撃専門みたいな人が何人か、数発撃つたびにゴシゴシやってましたなぁ。


しかしまあ、１００ｍ離れて、何度も撃ちだす弾がこんなに近くに集まってるって凄いもんだね～。
スコープで見たってやっとこ何とか見える位の的なんだけどね～。
精度が良いって事なんだね～。
やっぱりライフルは凄いわ。

田舎の山猿なので、娑婆の事が良く分からんものだから、たまには都会に出て人間観察しなきゃぁなりませんなぁ(笑)

まずは、ご報告まで。