『一切経会(いっさいきょうえ)』とは、すべての経典(仏教の教え)を供養する仏教儀式のことをいいます。三力院(最上院、宝蔵院、華蔵院)の住職による慈恩寺の最も重要な儀式です。
引き続き奉奏される慈恩寺舞楽は、林家に伝わる一子相伝1200年の伝承をもつ国指定重要無形民俗文化財です。8つの舞が奉奏され、甲冑姿が勇壮な「太平楽」と老夫婦の動きを演じた「二の舞」は慈恩寺一山衆が、その他の演目は谷地の林家が舞い、竜笛と太鼓などの古式ゆかしき調べにのって次々に舞われる様子は圧巻です。
また、舞台近くには「慈恩寺稚児桜」が生育しており、開花状況によっては満開の下での一層華やかな舞楽奉奏となります。
日時:5月5日(日・祝)
時間:13:30~
会場:本山慈恩寺本堂ならびに本堂前舞台