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▼フェラーリ以上の買い物

米沢牛 VS フェラーリF430
新しいイベントとして牛さんとフェラーリを走らせてみようかという事ではなく
単に素晴らしさの表現方法ですのであまり気にしないで下さい。

昔、知り合いの恩師が子供たちに地元の日頃 目にしている物、
食している物の素晴らしさを伝える一環として
次のような比較の話をされたのを思い出しました。

バブルの頃、高級スポーツカーは金持ちの象徴であり
田舎の子供は単なる憧れにしか過ぎない物。(半分諦め?)
そんな中で、ここ長井の土地に暮らしていても
何ら引けを取らない生活を君たちは暮らしているんだ!
という事を教える意味で、、、。

超高級スポーツカーの代名詞フェラーリその中でも
F430のF1ファースト2 (排気量4308cc)
正式名称
フェラーリF430 スクーテリア F1スーパーファースト2(重量1250kg)
[画像]
お値段¥30,260,000(さんぜんにじゅうろくまんえん)
1kgあたり¥24208

地元で売られている米沢牛。
[画像]
米沢牛 ヒレステーキ用540gで¥19500 
1kgあたり¥36000 

「フェラーリと米沢牛を重量で比べてみたら
1キロで1万円もの差があるんだよ。」

『君たちが旨い旨いと食べている地元の米沢牛は
君たちの友達の家で丹精込めて育てた牛だが
君たちがあこがれているフェラーリよりも実は重量単価では高額なんだよ。
君たちはそれを当たり前のように食べているんだよ。
東京に行けばもっと高額になるけど本当の旨さとは違うだろうな。
金額によって旨いと思うだけだろうな。
フェラーリに乗っている人は金持ちでも、たぶんみんなが食べているほど旨い米沢牛は食べてはいないだろうな。』
と、子どもたちに地元の食材の素晴らしさを教えたのでした。
この話には論点が2つ。
1、本当の旨さは信頼の上に成り立つのと正直な味覚。
2、価格は苦労の積み上げ。
私は機械も扱うのでどちらも理解は出来る。
どうも最近は高い物を安くすれば偉いという感覚を持つ方もおられるのだろうが
高級なイメージの品物を安くすれば売れるのは当たり前。
高い物は高い!敢えて安売りする必要はないのではなかろうか。
安い、高い、の判断ではなく旨いとか掛けてきた愛情とかを
付加価値にして売るのが正直な人間のやる事だと思う。
まして品質が良く、旨い物は地域のためにも高級路線で商売するのが
ブランドを守ってきた方々に対する礼儀だと思う。
適正価格で売る事が出来るのが信頼とか信用とかいうものじゃありませんかね。
私も長年米沢牛を食材として提供してきたので価格を下げて安売りされたのでは先人の
米沢牛を扱ってきた方々の苦労が報われないと思う。
今でも依頼されて米沢牛を長年お付き合いのある
超信用のおける店から発送していますが
これは!というのが無ければ送りません。
[画像]
*日々価格は変動して、部位と管理によって味も変わります。*霜降りが一概に美味しいというのは違います。
[画像]
↑ある日の発送*米沢牛の赤身ステーキ用との依頼分。

つまりどうでもよい対応はできないという事です。
それが信用という物。どのように召し上がるのか、
お好みの食べ方を伺って最適の部位のカットをお願いしています。
中間マージンが無い部分とこのように品質本位で選んでいただいていますので
どこに出しても恥ずかしくない素晴らしく旨い米沢牛です。

2019.07.07:izumiya
[2019.07.08]
おいしそうです。 (ラビット)

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