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▼愕然、落胆する!いまだに電気が、、、これが現実。

石巻に行ってきました。
震災から1年半が経過しました。
震災直後は仙台や多賀城、利府、松島へと行っていましたが、ここには来ることが出来なかった。
石巻市から北へ40分の北上川河口の尾関地区。
ここの尾崎地区は震災の数ヶ月前に訪れたところ。
風光明媚で、穏やかな風景があり、綺麗な長面浦という水面があった。
地元の方にお世話になり、いろいろ話を伺った所でもある。
時間が出来たらゆっくりのんびり来たい所でもあった。
「のどか村」なる表記があって、まさにのどかな所だった。
震災の前までは、、、。

↓以前は住宅があった所も、地盤が下がって一面水面になってしまっていた。
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この水面を毎日毎日、潜って水中捜索をしている民間の方がいるのを政府は知っているのだろうか?水位が潮の干満で刻々と上下するので、1日中付近を見回って、いまだに行方不明の捜索している警察官の方も。
すぐ隣に流れる北上川も津波で運ばれた砂ともドロともつかない土砂が積もり、そこをも地元の方々は見回っておられる。
舗装もされておらず、土ぼこりが舞う、今にも崩れそうな道路を通りながら
毎日ここへ通って捜索をされている方々が今もいる現実。

復旧作業の住民の方や、工事の方が地区に出入りをしているが電気が来ていないので、この時期は作業がはかどらない。
いまだに電気が来ないのは途中の電柱で電線が垂れ下がったままだから。
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住んでいた人が多数犠牲になり、残された人も離れた仮設住宅に移ったため定住者が無く、そのため送電の必要も無いとの判断で、電柱も立たない状況。
でも、復旧や捜索で必要なんですよ電気は!
残された家屋や仮設の現場事務所にはソーラー発電が設置されているが、
ここまでの道路には街灯もガードレールもありません。
ここに戻ってきている人の家にはなんとランプがぶら下がっていました。
*仮設住宅が石巻にあるので、ここは定住地としては認められていなく、しかし、捜索や復興には限られた金と時間しかないので、帰れないときのためにランプが置いてあるのだそうです。

僅かに残された民家にはボランテイアの方々が残されたメッセージが。
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このあたりは屋根の瓦がうろこ瓦を使っており、これにメッセージを書いて
残してくれたんですね。
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古民家再生ボランテイアが後片付けをしているのだが
まだまだ津波の瓦礫が、、、。
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ここに来る途中に児童が多数犠牲になった大川小学校がある。
今日も全国から手を合わせにくる方が多数おりました。
僅か30m先の裏山に、逃げることができれば、、、。
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ここも電気が来ておらず、ソーラー発電で対応している。
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震災から1年半以上が経ち、復興予算19兆円!と言われるが
いまだに電気も来ず、道路も未舗装。間もなく11月になろうという時期にも
潜水捜索している方々がいる。
ここは確か安住元財務大臣の地元だったような。
復興予算とは被災したところが納得してこその、使途で成立すると思うが。
国なり、行政なり、警察で十分捜索はしたので打ち切りということが、
地元の理解を得られる方法であったのだろうか?

画像 ( )
2012.10.17:izumiya
[2012.11.01]
この国は・・・・ (kuma仙人)
[2012.10.26]
19兆円はどこに消えた。 (master)
[2012.10.26]
本当に噴飯ものですね。 (ねこ1)

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