izumiya;LaBlog

▼解説になっていない解説の理由。

各TV局のゲスト解説者の先生たち。
原発の解説を詳しく説明するとのことで観ていたら
「東電の発表が正しければ・・・・・・で、
東電の公表している数値が正しければ・・・・・・となるのですが・・・正確な数値が解らないと・・・今のところ解りませんね」
どこのTV局の解説者も同じような事を言っている。
解説者の肩書きは超難関国立大学の教授であったり、放射能のベテランであったりと
湾岸戦争時の軍事評論家が雨後のたけのこのように出てきた時と同じように
各局とも競って新しい解説者を出してくる。
(湾岸戦争時の軍事評論家という解説者方は日頃何をして食っているのかも
当時は非常に興味があったし、一般人が武器を触れないのにしては
まるで手にしたことがあるように随分詳しいので不思議だった。
日本にこのような軍事評論家が沢山いる事にもビックリした記憶がある)
今回の原発の解説者は研究所勤務だったり、大学教授だったりと専門の職業をもっているので日頃の生活の心配はしていないのだが、心配なのは東電発表を誰もが信用していない上での解説をしているということ。
信用度が無い数値を基に、あえて無理して解説をしているので
これといった結論が出ない上での予想的な持論展開の解説になってしまう。
ここまで信用と責任の無い情報発表をさせていること自体が混乱の元凶とも思うのですが。

まあ、首相と大臣で仮設住宅でさえ意見が合わないのだから仕方が無いか?
いっそ発表は責任ある第三者機関に一元化してしまえば情報を基に行動できるし、いろいろな対処も見つかるのではないだろうか?

当初の紙おむつモドキとバスクリンで漏水調査と対策?というのもかなり不思議な気がしました。確かに日本製品は品質が良いのでいろいろ使えるのでしょうが、原発に使うとは恐れ入りました。

国際機関でそういうきちんとした情報公開の出来るところって無いのですかね?
飛行機事故や鉄道事故なら事故調査委員会って出てくるじゃないですか。
東電や原子力安全・保安院やら原子力安全委員会やらと、一般人にはどこが正確なのかはまったく解らないのです。
誰もが解る情報の一元化が望まれます。いっそ情報の発表は池上彰さんにお願いしたほうが信頼性が増すというものではとも考えてしまう。

もしも!事故が起きたらを前提としていない危険物取り扱いは私たちの普段の生活でさえありえない。
飛行機だって落ちることも前提にして被害が最小限になるように設計されているし、車だってクラッシュゾーンを作ってあえて車を潰しても人命を守るように作っている。それが何百、何千、何万人の命を脅かすの物への対応にしてはお粗末すぎるのではないでしょうか。

ところで今朝の新聞にこんな記事が載っていた。
{定年技術者ら40人「原発で働かせて」}

還暦を過ぎた定年技術者40人が福島原発に復旧ボランテイア志願表明。
中にはチェコでの廃炉計画で通訳をした70代の女性も・・・。
「若いやつらに行かせるわけにはいかない。俺たちは死んだってたいしたことはない」
すげえ〜〜!なかなか言えない言葉。
まるで映画「アルマゲドン」のブルース・ウィルスのようだ。

[画像]
原発の燃料であるプルトニウムというのは、地獄の大魔王プルートという恐ろしげな名前にちなんだものだとkuma仙人もブログに書かれている。
こんな恐ろしいものには命を掛ける覚悟が無けりゃ対峙できない。
一命を賭してと言われた政治家は誰でしたっけ?いませんでしたか?

2011.04.29:izumiya
[2011.05.02]
未完の陸王です。 (master)
[2011.05.02]
陸の王者 (kuma仙人)
[2011.04.30]
ごめんね。 (master)
[2011.04.30]
ここんとこテレビをあまり・・・・ (country-gentleman)

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