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▼ロングセラーとは、、、、。
ロングセラー
なかなか梅雨が明けないまま、気象庁は梅雨入り、梅雨明け宣言はしない方向とのこと。
ここ数年、8月に入っての梅雨明けが多いのも地球高温化現象の一端でしょうか?
さて、前述の「魔女の宅急便」の完結編出版決定ですが、ジブリアニメが出て20年。キキとジジの名前はいまだに超人気です。
東京駅の(改修されて大変綺麗になりました)大丸側コンコース(ここの地下街には、各テレビ局のアンテナショップもありますが)にある、ジブリキャラクターショップの裏の通路側の壁には、このようなミニスペースが作ってあります。駅と言えば、ここ近年、季節旅行、季節の食べ物など旬を扱うのですが、このジブリキャラクターショップを飾っているのは、「魔女の宅急便」の黒ネコのジジです。20年の長きに渡り、毎年毎年キャラクターグッズの新作が出ますが、「魔女の宅急便」関連グッズは種類も多く、とても20年前のアニメとは思えない人気です。原作本が出た、24年前に10歳の子どもなら、今や34歳ですので、おそらく自分の子どもに読み聞かせをしたり、アニメを見せたりしているのかと思いますが、未だに色あせない人気というのは、30歳の人が読んでも、30歳の感性に訴えかけるものがあるからではないでしょうか。
子どもの頃は、ジジのようなネコがいたらとか、魔法が使えないかな?とか思ったように、大人になってから、もう一度読み返してみると、今度は母親の気持ちとかが分るようになるのでしょうね。
児童文学(優れている児童図書)は、子どもの時期だけでなく、大人になっても大人の感性で読めるところだと、私は思います。ジブリアニメのラストシーンを飾る「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」のフレーズは多くの方にさりげに勇気づけているのかもしれません。
この原作の完結編(第6巻)が10月に発売になることは、Yahooニュースでも取り上げられ、一時、アクセス集中で接続不可能になったことからも、その人気が伺い知れます。Yahooニュースで取り上げられたため、ニュースのコメント投稿では、アニメの続編を望むものや、既に5巻まで出ていたことを知らないと悔やむ人まで多数投稿しています。*原作は、世界各国で翻訳されて、出版されているのです。これもこの本の凄いところです。
24年間に渡り、キキの成長を書き続けてこられた事も凄いと思いますが、一つの作品の主人公が年数と同じに成長していくという過程を表した児童書は、他に例が無いのではないでしょうか。
本の文字に込められた24年の歳月は、読んだ方にだけ感動を与えてくれると思います。
画像 (小 中 大)
2009.08.10:izumiya
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