専攻科での初めての実習は高校の頃よりも求められることが高くなっており、たくさんの不安を感じ臨みました。
受け持たせていただいた患者さんの一人に、今出ている症状の原因がよくわからないために入院した方がいました。少し動くだけでも辛く、生活の中心はベッドの上。お話するのも一苦労の患者さんに、私は何ができるのだろうと、何もできない自分を情けなく思っていました。看護助手さんと一緒に清拭に入らせていただいた時、「今日はいつもより顔色いいですね。」と笑顔で話しかけ、ひとつひとつの声がけ、動作で患者さんを気遣う気持ちを忘れずに、患者さんにとって一番良い清拭の方法は何かを常に考えながら患者さんと看護助手さんは関わっていました。患者さんは「名前なんだっけ?」と、聞いていて、こういう人に看護されたいと患者さんは感じ、信頼関係を築いていけるんだろうなと思いました。患者さんと関われる時間は少なくても、この患者さんにとっての一番はなんだろうと一生懸命考えることが大切だと感じました。
今後の実習、働いてからも、一人一人の患者さんへ自分のできる精一杯のかかわりを大事にしていきたいです!
この記事へのコメントはこちら