パッチワーク教室『糸ぐるま』

■ 古布販売
《 古布ブームの火付け役となった銘仙 》

銘仙は元々秩父周辺の養蚕地帯の人々が日常に着ていたもので、屑まゆや玉まゆからとった太い糸を緯(よこ)糸に用いた丈夫な縞織物(太織)で織ったものでした。

明治期の縞柄の流行とともに関東一円に広まり、昭和初期にはアメリカの服地デザインの影響を受け、大胆でハイカラ、色鮮やかな「模様銘仙」」が大流行します。

東京を中心に中産階級の普段着、庶民のおしゃれ着、カフェの女給の仕事着などとして、その地位を確立しましたが、昭和32年(1957)にウール着尺が登場してからは、その地位を取って替わられ、その後急速に衰退し、昭和40年代)(1965〜)以降は、ほとんど姿を消してしまいました。

全盛期の桐生ではデザインをフランスのデザイナーに依頼するなど、大胆な図柄も生産したそうです。

皆さんのおばあちゃんの着物の中にも銘仙着物があると思います。捨てたりしないで、バッグなど作ってみませんか

ちちぶ銘仙館

日本全国染め織り探訪