糸車(いとぐるま)、20日、本日営業します。って
別件で、マスターに電話をかけたところ、「今日、店開けてますから、ははっ」てマスターが言ってました。
本来なら、三連休のなかびというところなのに、マスターの苦笑い的なその声に、何か胸にくるものがありました。
ついこの前聞いた話ですが、マスターは地震の当日、停電のなかろうそくをつけて、お店を開けていたことを聞きました。
まだ情報も何もなく、街全体が真っ暗な夜、マスターはろうそくの灯りで、お店にひとり居たのかと思うと、目頭が熱くなります。
店を開けていたというより、場所をつくってくれていたのでしょう。
待っていてくれてたのでしょう。
上部階の住民の方の、居所になったかもしれません。マスターは、まっ暗い夜に、話相手になってくれてたかもしれません。
こうして文章を書いてても、言葉を選んでしまいますが、ガソリンが枯渇な状況のなか、自宅待機の企業が増えてるこの週末、ちょっとした余震にも心臓がびくつきます。
携帯の緊急地震速報が鳴ると、とりあえず逃げようと体が動いてしまいます。
いつまで、、、と思ってしまいます。
マスターの糸車は今年30周年、一生忘れられない年になりそうです。
今日、マスターのお店は開いてるそうです。
近藤マスターは、ほんとうにやさしい人です。
2011.03.20:ito-guruma:[├ 糸車てきなこと]
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