イヌ夫君の仕事アラカルト

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プラスチック製品が普及する前、食器といえば木製か土製でした。今回は、塗り物で有名な輪島塗から伝統工芸師(職人)の仕事を紹介します。イギリスの産業革命に端を発して日本でも近代化の流れが輸入され、いわゆる工業製品が次々と生まれました。
いうまでもなく、それ以前はほとんどの物が手作りによる製品です。本物は、それぞれ味わいがあり、丈夫で長持ち、修理もある程度可能。本当に手間暇かけて作られたため、ある程度高価な値段になります。
しかし、本物は何十年も使えるものばかりですし、非常に大事に使ったのだろうと思います。
そこで、世の中にはさまざまな伝統工芸品がありますが、その一つの食器(輪島塗)も、使うため、使い込むための工夫が施されていました。職人は、長い時間をかけて技術を習得し、そして技術だけでなく人間力(または人格)も磨いて一人前になり、仕事を究めておられます。伝統工芸師は、確かな基本と技術の上に、センス、想像力、アイデアが上乗せになって、製品というより作品になります。
この世界も後継者が限られていると聞きますが、工芸の世界に魅せられる人達もまだまだいます。テーブルやイス、棚、タンスなどの木工職人や陶芸家などがいい例です。
日々の生活の中で、作った人が分かる見える製品を、使う側から作り出す側になる仕事も素敵だと思いませんか。ちなみに、友人の陶芸家は「自分の作品は、飾ってもらうものではなく、使ってもらうことを願って作っている」と言います。
2006.12.03:inuo:count(2,775):[メモ/仕事いろいろ]
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