inuo note
▼大工さんのお仕事、パート2
全国100名城の一つ、白河城。戊辰戦争時、幕府軍の要塞となって官軍と戦ったお城です。奥州越列藩の志士たちが、その昔白河に集合しこの城を拠点としました。
櫓の規模は小さいながらも、やはり有事に備えて建築されており、お城は要塞であることを改めて感じたのです。
ところで、最近宮大工さんの仕事がテレビでクローズアップされていました。このお城もその昔、棟梁と職人さん達が丹念に仕事をして、遺した作品と言えます。
昔の大工さんは、伝統に培った技術を体得するため腕を上げる(修行する)ことを終生の目標としていました。民家をこしらえるレベルに始まり、その先の一つは複雑で頑丈な建造物(例えば、お城や寺院)の建築へと、夢や目標を置いていたのではないでしょうか。
お城や寺院は、似てはいても一つとして同じ建造物はない。常に創造し、造形にこだわり、職人としてプライドを持って仕事をしていた大工さん達は、やっぱりすごいのです。
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2007.06.24:inuo
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