inuo note

▼熟年お蕎麦屋さん起業

写真は、庄内地方酒田市(生石)にあるお蕎麦屋さん、大松屋さんです。酒田市から北東方向に向かって、鳥海山を左手に見渡しながら田舎道を走り抜けると、隠れ里のような雰囲気の昔の原風景を思わせる場所に、しっかりと佇んでいるお蕎麦屋さんでした。
昔の大名主のような旧家(100年〜150年は経っているだろうか)の中で、山形そばと味噌田楽が楽しめます。雰囲気は、◎のお店です。

さて、この10年〜15年。ブームとは違うように思うが、蕎麦好きが高じて、蕎麦屋さんを始める人がなんと多いことか。私は月1〜2回位ドライブするが、いろいろな道を久しぶりに走ることが多い。すると、道沿いに「手打ちそば」の看板やのぼり旗を目にする。「あっ、こんなところに蕎麦屋さんができた」と気づく。たまに、飛び込みで入ってみることがある。大抵は、熟年のおじさんが蕎麦を打っている。
お店はだいたい和風の造りか、わらぶき屋根の昔の家屋である。つい、そそられる。蕎麦が健康に良いことは皆さんご存知なので、ここではカットしますが、お蕎麦屋さんを始めるとすれば、やっぱり定年後だろう。基本的に、この商売でまともな生計を立てるというのは厳しいような気がする。週末、祝日の稼ぎが中心では、どうだろうか。しかし、趣味、道楽とは言わないが、経済的に余り心配がない中で余生を楽しむつもりで蕎麦屋をやるのであれば、これはいいお仕事と思うのは私だけだろうか。お蕎麦屋さんは、やっぱり熟年起業でしょう。
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2006.11.05:inuo
[2006.11.12]
ん・・・? (通りすがりの食いしん坊)

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