日本舞踊家 乾参上
▼かつら合わせ
5月の乾ふじ会公演まであとひと月ほどとなり
お稽古もいよいよ佳境に入る頃となりました。
ほとんどの方が振りを最後まで覚えてくれましたし
(不安な方も若干名いるのですが)
あとは形を整えるお稽古になります。
4月に入って間もなく、かつら合わせがありました。
一人一人、頭にぴったり合ったかつらをこしらえるんです。
かつら屋の三浦さんとは
お互い親の代からのらお付き合い、
子供の頃からお世話になっております。
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まずは頭の形にあわせて台金を小槌でコンコンコンコン。
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アップで見るとこんな感じ。
富士額のところだって
おでこが張ってる人、平らな人、様々でしょう?
ほんの少々きつくても長時間かぶっていると
頭がヅキヅキ痛くなっちゃんですよ。
うちの姉妹二人とも舞踊会ではなしに、
結婚式の時の文金高島田なんかもお願いしたんです。
ぴったり合ったかつらのお陰で長時間の婚礼でも平気でした。
何年前のことやら・・・
完成品がこれ。
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あとはここに毛を植え付けて
役にあった形に床山さんが結い上げます。
かつら合わせをすると
いよいよ!って言うか、実感が湧きますね。
画像 (小 中 大)
2010.04.14:inui
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