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東日本大震災、おかげさまで弊社は社員その家族すべて無事です!

こんにちは、社長の長谷川です。
この度の東日本大震災におきまして、わが宮城県仙台市も多大な被害を受けましたが、おかげさまで、弊社につきましては、表題のとおり無事をご報告させていただきます。
感謝感謝です。

もっともお取引先や友人知人も甚大な被害を被っており、また安否を確認できない人も多数おり、助かったと素直に喜べる心境には至りません。
この度、不幸にも命を落とされた多数の方々のご冥福をお祈りするとともに、残されたご家族の皆様の心痛をお察しし、心よりお見舞いを申し上げます。

そんな状況ではありますが、たくさんの方々から温かい励ましの言葉をいただき、ようやく復興への力が漲ってきたところです。本当にありがとうございました。とてもうれしかったです。
人はやはり人に勇気づけられ、人との関わりの中でイキイキと炎が燃えてくるのだ、ということを再認識させていただきました。

電気、電話、FAX、インターネットの環境も整い(断水は続いてます)、あとは宅急便が機能してくれると平常に戻れます。

まだまだ不安要素が多数ありますが、がんばってまいります。お力添え、どうぞよろしくお願いいたします。

まずはご報告まで。
2011.03.16:壱岐産業:[事務局ノート]

ハモコミ通信2011年3月号「1人1秒のプレゼント」

  • ハモコミ通信2011年3月号「1人1秒のプレゼント」

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ちょっといい話

「1人1秒のプレゼント」

 奥村久美子著「ありがとうを伝えたい」〈第2集〉より

 マサと呼ばれている男の子がいた。

 マサは右足が不自由でいつも足を引いて歩いていた。だけど体育の授業にもサッカーの練習にも参加するがんばり屋である。

 運動会が近づき、クラス対抗リレーの練習が始まった。

 そんなある日、マサがしょんぼりとして職員室にきて担任の太田先生に「僕、クラス対抗リレーには出ません」と言う。

 黙っているマサを説得して、理由を聞き出すと、マサはクラスの一部の子達が「マサがいる限り僕らのクラスは一等になれっこない」と話しているのを偶然聞いてしまった。

 そこで先生に「僕はやめる。僕が走ると負けるから」と言いに来たのだった。

 翌日、太田先生はクラスのみんなにマサがリレーに出ないと言っていることと、その理由を説明し、最後に「リレーはみんなが力を合わせることが素晴らしいんだよ。大切な友達を、傷つけて、優勝したってなにがうれしいの」と、問いかけた。

 すると一人の男の子が立ち上がって、こう叫んだのだ、「マサ走れよ。クラスのみんなが、一人一秒ずつ速く走れば、38人で38秒速く走れる。そうしたら勝てるぞ。」

 その日から子供たちは、それは、必死になって、スタートからバトンタッチの練習をはじめた。

 そして、運動会の当日、マサは歯を食いしばって、自分の距離を走り抜いた。クラスのみんなもマサに一秒をプレゼントするために必死で走る。

 よそのクラスは転ぶ子がいたり、バトンを落とすミスも出て、なんとマサのクラスに優勝が転がりこんだ。

 太田先生は涙の向こうの子供たちの笑顔が、まぶしくて仕方がなかった。

 

2011.03.01:壱岐産業:[事務局ノート]

チーム力アップ! JMワークショップ

JMとは「ジョハリの窓」の略。
心理学に興味のある方はご存知かもしれない。

ジョハリの窓とは、アメリカのジョセフとハリーという2人の心理学者が研究した「対人関係における気づきのグラフモデル」の通称。

人はそれぞれ
「誰もが知っている自分」
「自分だけが知っている自分」
「自分ではわからない自分」
「まだ誰も気づいていない自分」
という4つの側面を持っている。

この理論をカードゲーム化することにより、
楽しみながら新しい自分気づき、他人気づきが得られるよう工夫したのである。

自分をよく知り、相手をよく理解すること。
これがチームワークの基本であることは言うまでもない。

さらに、「部屋の四隅」という手法などを用い、チーム的課題が深まるよう誘導する。
私長谷川が長年の社会教育活動の中で実践を重ね、ブラッシュアップされたワークショップである。

適正規模は20名~50名。
もちろんそれより少人数でも大人数でも可能。

特に寄せ集めのプロジェクトチームや、人事異動が大きくあった部署におススメ。
マンネリ感のあるチームに新しい風を吹き込むという効果も大いに期待できる。

時間は1時間~2時間。
費用はご相談を。
2011.02.10:壱岐産業:[事務局ノート]

カタログのご紹介 2011春

下記カタログを無料配布させていただきます。

お問い合わせフォームよりお届け先情報をご入力いただくか、
FAXかメールにてご連絡願います。

FAX:022-233-2318
Eメール:info@iki-sangyo.co.jp

2011.02.08:壱岐産業:[事務局ノート]

2月の牡蠣はプリップリ!

  • 2月の牡蠣はプリップリ!
さて、先日ご紹介した牡蠣。

12月に一旦試食させていただきました。
市場のものよりは身入りが良くひと安心でしたが、
それでも、あ~、今年はやっぱり成長が遅いんだな、と思ったのでした。

それがここにきてしっかり育ってくれてます!

プロの目には、今年のはイマイチ、なのだそうですが、
食する側からは今回のはもう十分、といった感じ。

ホント、あ~、よくここまで大きくなってくれた!
というのがうれしい実感でした。


殻をこじ開け、そのままペロリっ。

ん~~ん
たまりましぇ~~~~ん(^-^)(*^_^*)(●^o^●)

漁協がなんと言おうが、新鮮なうちは生に限る!
海の味そのまんまだもの!


ということで、よろしければ直接丸七水産にお問い合わせしてみてくださいね。

高橋栄樹さん 090-4476-2118



2011.02.02:壱岐産業:[事務局ノート]

ハモコミ通信2011年2月号「例話の達人二宮尊徳」・「私はだれ…」

  • ハモコミ通信2011年2月号「例話の達人二宮尊徳」・「私はだれ…」

■◇■ 例話の達人二宮尊徳 ■◇■

 あっという間に1ヶ月が過ぎました。この分だとあっという間に1年が過ぎちゃいそう(笑)。

 さて、二宮尊徳(本名金次郎)と言えば、学校の銅像でイメージされている方が多いのではないかと思います。

 背中に薪を背負いながら書を読んでいる少年像、ですよね。でも実は183cm、90kgいかつい顔の大男だったそうですよ! 意外ですね。

 幕末のころ、六百十余の藩や郡村の財政危機を立て直し、大飢饉から多くの人々を救い、一農民の出身でありながら、ついには幕臣となって活躍したという尊徳。再建の神様という異名は伊達じゃありません。

 彼は農業だけじゃなく、身につけた学問を門人に伝えているのですが、その際、様々な例話を使うのです。それが本当に巧みなのに驚かされます。

 有名なのは「たらいの水の話」でしょうか。

「欲を起こして水を自分の方にかきよせると、向こうに逃げる。人のためにと向こうに押しやれば、わが方にかえる。人の幸せも、物質も、お金もみんな同じだ。」 という話。

 この話を聞くとやはり禁欲主義か、と思われるかもしれませんが、実は真逆です。

 大自然から実地につかみとった彼の思想は、人間の欲を認め、まわりと調和させながら、心も金も、同時に、豊かにする「実学」だったのです。

 そのキーワードは「至誠」と「行動」。十分現代に通じることなのです。

 尊徳の思想は、渋沢栄一、豊田佐吉、松下幸之助、土光敏夫といった名だたる大実業家に大きな影響を与えたと言われています。

 さて例話に戻します。

 人の道というのを「水車」に例えた話にもとても感心しました。

「その形の半分は水流に従い、半分は水流に逆らって輪が廻る。全体が水中に入れば廻らないで流される。また水を離れれば廻るはずがない。それゆえ人の道は中庸を尊ぶのである。

 人の道もそのように天理に従って種を蒔き、天理に逆らって草を取り、欲に従って家業に励み、欲を制して義務を思うべきである。」

 最後にもう一つご紹介しましょう。風呂水の哲学、として知られているものです。

「世の中には、お前たちのような富者でありながら、みな満足することを知らずに、不足を言い立てるのは、大人がこの湯船の中に立って、かがまないで、湯を肩にかけて、『湯船がはなはだ浅い。膝まで達しない』と罵るようなものだ。もし湯をその望みのように深くすれば、小人・童子は入浴できなくなるだろう。

 これは湯船が浅いのではなく、自分がかがまないのが過ちなのである。分限を守らなければ、千万石あっても不足である。」

 物事を本当によく理解した人は、伝え方も自ずと上手になるそうですね。今回の話がわかりにくいとすれば、私の理解力が不足している証です(笑)。

                         (BY 長谷川嘉宏)



■◇■  私はだれ・・・  ■◇■  

私はいつもあなたのそばにいる。
いちばん頼りになる助け手でもあれば、大変な厄介者でもある。
後押しもすれば、足を引っ張って、しくじらせもする。

私はあなたの命令次第。
半分だけやって任せてくれれば、残りは手早く正確に片づけてしまう。

私の扱いは簡単。念押しは不要。
何をしたいか見せてくれれば、少しの練習であとは自動的だ。

私はすべての偉大な人物のしもべ。
そして何たることか、すべてのしくじりの主人。

偉大な人が偉大になったのは私のため。
しくじった人がしくじったのも私のため。

私は機械ではないが、機械のような正確さと人の知性によって動く。
私を動かして利益を得ることもできれば、破壊を招くこともできる。

私にはそれは関係ない。
私を利用して訓練し、しっかり働かせなさい。

そうすればこの世を足元に従えることさえできる。
しかし、甘やかせばあなたを滅ぼす。

私はだれか。            私は習慣。


                         (作者不詳 )




■◇■  編集後記  ■◇■


尊徳の弟子福住正兄によって表された『二宮翁夜話』。
それを現代語訳し、さらに全編181話を厳選61話にまとめ、CD化したものが手元にございます。興味のある方はご一報くださいね。
 

2011.02.01:壱岐産業:[事務局ノート]

カタログのご紹介 2011冬

下記カタログを無料配布させていただきます。

お問い合わせフォームよりお届け先情報をご入力いただくか、
FAXかメールにてご連絡願います。

FAX:022-233-2318
Eメール:info@iki-sangyo.co.jp


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2011.01.31:壱岐産業:[事務局ノート]

ハモコミ通信2011年1月号「ベジアートミュージアム」

  • ハモコミ通信2011年1月号「ベジアートミュージアム」


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 さて、2011年。この何とも地味な響き、いいですね!しっかりとやるべきことを粛々とやれ、と天から言われているようです(笑)。

 昨年の調子はいかがだったでしょうか?いまひとつだった人はリセットチャンス。絶好調だった人はそのままGO!GO!ですね。

 そんなに良くもなかったけど悪くもなかった、って? 

 確かにそういう状況のほうが多いのかもしれませんね。

 毎年暮れに年間の出来事ベスト10を書き出しているのですが、書き出すって大切ですね。何だか「それなりにいろいろやったんだ気分」を味わえるから不思議です。

 そのひとつに会社のホームページの整備、というのがありました。プロジェクト風というコンセプトを背景にガラリ模様替え。コミュニケーションツール、安全ツール、環境ツールという3つのカテゴリー毎にその奥義を深めていきたいと思っております。

 遊び心も欲しいな、ということで、NORIYO’S ROOMという弊社のスーパーアーティストの関連サイトもつくりました。昨年からハモコミ通信の左上を飾っているベジタブルフェイスアートをベジアートミュージアムの中に収録しております(右はその一部)。よろしければご覧くださいませ。

 

<新年明けましておめでとうございます>

 昨年中はいろいろお世話になりましてありがとうございました。

 先日、思うところあって、お盆でも彼岸でも命日でもないときにお墓参りをしてきました。とても静かなお墓の前で、しばし先祖が歩んできた道に思いを馳せながらたたずみました。

 太古の昔から途切れることなくつながってきた命の奇跡 !!

 そしてその命を支えてくれたであろうたくさんの人達の「おかげさま」 を感じることができました。血はつながってなくても、先祖達も周りの人達に助けられて生きてきたんだろうなぁ、と。飢きんやら戦争やら、今の時代とは比べようもないくらい大きな困難が続いた時代があったと思います。その都度、先祖達は愛する人のため、大切なものを守るため、家族や仲間たちと励まし合いながら乗り越えていったんだろうなぁ、と。

 地球の誕生が46億年前だとすると、今年は46億2011年かな? 

 バトンを受けた私そして私たち。先人の知恵も借りながら、風のように、人を優しく包み、うるおいを与え、その気にさせ、わくわく気分をかきたてたいと思います。みんなの
命が歓喜するようなハーモニーのあるコミュニティづくりの一翼を担っていきたいですね。

 今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

2011.01.01:壱岐産業:[事務局ノート]

ハモコミ通信2010年12月号「励ます言葉」・「生活の呼吸」

  • ハモコミ通信2010年12月号「励ます言葉」・「生活の呼吸」


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コラムで見つけた ちょっといい話 その3

今回もある小冊子より、素敵なコラムをご紹介します。

■◇■  励ます言葉   ■◇■

 皆さんは「自分を励ます言葉」を持っているでしょうか。

 ヤフー・リサーチが20~59歳のビジネスパーソン800人を対象に、「自分を励ます言葉」を尋ねる調査を行い、次のような言葉が選ばれました。

 「なんとかなるさ/どうにかなるさ/なるようになるさ」     
 「明日は明日の風が吹く」
 「必ず朝は来る/明けない夜はない/それでも日は昇る」
などです。


 言葉というものは、時と場に応じて、私たちに勇気や希望を与えてくれる存在です。それは文章であったり、詩であったり、また歌詞であったりします。ストレスやプレッシャーに負けそうな時、自身の心に届く言葉は強い味方です。

 自分を励ます言葉を持っている人は、人を励ますことも可能です。職場で共に働く仲間が何かマイナスの状況にある時には、率先して声をかける役割を担えますし、自分自身に改めて声をかけることにもなるのです。

 言葉の持つ力は偉大です。人は言葉によって生き、言葉によってコミュニケーションをとります。その影響力を再確認し、言葉を大切に扱っていきましょう。

■◇■    ■◇■     ■◇■


 私は、他人からは、あまり落ち込まない人、という風に思われがちです。確かに大抵のことはサッと気持ちを切り替えて、前向きに対処していますが…。もちろん人並みに落ち込むこともあるのです(笑)。

 そんなときは、田中真澄氏(講演家)の次の言葉を唱えることにしています。

 「人生は今日が始まり。きのうまではリハーサルです」

 この言葉に何度励まされたことか。帰り道、夜空を見上げながら、星に誓うのです。よし、今からじゃ~と(笑)。


■◇■  生活の呼吸   ■◇■

 人は呼吸をすることで生きていますが、この「吐く息」と「吸う息」とは、どちらが先と捉えればいいでしょうか。

 通常の場合、「呼吸してください」と言うと、多くの人たちがスーッと息を吸い、そのあとにハーッと吐き出します。
まず酸素を充分に吸った後に、炭酸ガスを吐き出しているのですが、実はそれは反対なのです。

 
 呼吸の「呼」は「吐く」の意で、「吸」は「吸う」の意です。
文字通りに呼吸とは「吐く」「吸う」の順の繰り返しなのです。
しっかりと息を吐き出すことによって、吸う息は自然に肺の中に取り込まれていきます。

 
 この呼吸のリズムは、私たちの生活全般にも当てはまるのではないでしょうか。
 
 「吐く」 は人に施すこと  であり、
 「吸う」 は人から得ること と言えます。

 「何かを与えれば、それだけ自分のところにも返ってくる」
という大きなリズムを意識していれば、人に対して温かい気持ちで接することができるはずです。


 人が喜ぶ行為によって、自分も喜びを得たいものです。

■◇■   ■◇■   ■◇■ 

 今年のハモコミ通信3月号にも書きましたが、やはり「先に与える」ことがものごとがうまくいく流れであることは間違いないようです。 

 先日何かの折に小耳にはさんだ話では、体の中から出るものは、総じて体に良い作用があるとか。あまりきれいな話ではありませんが、げっ○とか、おな○なども…。おっと、失礼しました(笑)。貯め込むのはよくないそうですよ。

2010.12.22:壱岐産業:[事務局ノート]

ハモコミ通信2010年11月号「天職との出合い」・「余地」

  • ハモコミ通信2010年11月号「天職との出合い」・「余地」


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コラムで見つけた ちょっといい話 その2

今回もある小冊子より、素敵なコラムをご紹介します。

■◇■  天職との出合い   ■◇■

『あんぱんまん』の絵本の作者である やなせたかし氏は、六十歳を過ぎてから、 <子供の本を描くことが自分の天職である> と思えるようになりました。
 それまでは、デザインや漫画を描きながら、何をやるべきかと迷っていたそうです。

 やなせ氏は「すごい満員電車でもずっと降りずにいれば、ある時、席は空くんです。僕なんて終点近くでやっと座った」と自身の生涯を表現します。

 やなせ氏は、たとえ天職に出合えなくとも、それはそれでよく、何かを求めながら生きていくことが大事だと説きます。

 私たちが、いつ、どのような形で天職と出合えるのかは予測できません。しかし、自ら出合いを求めない限り、天職を得ることはないのです。

 まずは現状の仕事に対して、ただひたむきに打ち込んでみることです。その道のプロフェッショナルとなるべく、深く追求し続けましょう。

 天職との出合いを信じ、探し求め、今を一所懸命に生きるのです。そうすることにより、自ずと「自分は何のために働きたいのか」が見えてくるはずです。

■◇■   ■◇■    ■◇■

 仙台駅東地区に建設予定「アンパンマンこどもミュージアム」についての取りざたはさておき…。

 子育て真っ最中のころ、アンパンマンのテーマソングがすばらしいなぁ、と感じ入っておりました。実はこれもやなせ氏の作詞であり、エンディングの「勇気りんりん」そしてあの「手のひらを太陽に」もやなせ氏の作詞なのです!

 それだけ多才だったが故に、天職に気づくのが遅くなったのでしょうね。或いはまた別の見方をすれば、何歳からでもそういう気づきってあるんだなぁ、とも思いました。


■◇■   余地    ■◇■

 歴史的な達人や偉人は、厳しい修練の中に「余地」を大切にしました。
「人との交際の時に譲れるだけのものを十分残し、ゆとりのある形で付き合う」という意味として、吉川英治は著書の中で、それらを表しました。

 剣豪宮本武蔵はある時、師と仰ぐ沢庵和尚から「お前は強すぎる」とたしなめられます。その意味を理解し得ないまま、武蔵は名妓といわれた吉野太夫に悩みを伝えに行きます。それを耳にした吉野太夫は、ある行動をとります。

 突然、自分の大切にしていた琵琶を、武蔵の見ている前で打ち壊したのです。
その琵琶の内部を見せ、「よい音を出す琵琶の構造は、木部の伸縮が可能で、張りすぎた音を和らげるための遊びの部分がある」と言いました。

 吉野太夫は、木部の継ぎの部分に少しずつ、ゆとりのあることを示し、人間関係でも同じように「余地」が必要であることを示唆したのです。

 ゆとりを見いだすことが難しい現代です。だからこそ、誤差や錯覚を包みこんでいく「余地」を心がけ、心豊かな生活をしたいものです。

■◇■   ■◇■    ■◇■


 いつの時代もスゴイ人は凄い! 

 目の前でこんなことをされたら、一生忘れない教訓となることでしょう。

 自分だったら何ができるだろうか…??

2010.11.01:壱岐産業:[事務局ノート]