ハモコミ通信2024年6月号

  • ハモコミ通信2024年6月号

生活に取り入れたり、仕事で生かすなどしていただけると本望です。


 

◎嫉妬活用法(ハモコミ通信2012年3月号②)

他人が昇進する、ほめられる、会社から好待遇を受ける、また他の社員から人気があるなどすると、人は嫉妬心を抱いてしまうことがあります。

嫉妬をしないようにと努めても、嫉妬心そのものを消すことはなかなかできません。

しかし、嫉妬も捉え方を変えると、プラスの事柄として活用することができます。

嫉妬心が生じたら、次の三点を意識してみましょう。

 ①対象の人に負けないような実力を身につけようとする。
 ②同じ分野でその人にかなわなければ、他の分野で自分を磨く。
 ③その人は、自分を奮起させてくれる応援者だと受け止め、感謝を深める。

嫉妬は、自分にないものを渇望する心です。それ が相手への責め心となってしまうと、お互いの関係を悪くする原因にしかならないでしょう。

しかし、「嫉妬は自分の課題を教えてくれる尊い師である」と捉えて努力を重ねれば、自己向上の大きな糧となるのです。

互いの成長を願いながら切磋琢磨することで、職場は日々進化するのです。

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<コメント>

他人と比べない、というのが大原則だとは思いますが、湧きおこってしまった感情をどうのこうの言ってもしかたありません。

それよりも、「嫉妬心」 に対するより良い対処について、事前に心構えを持っていることで、落ち着いて自分の心と向き合うことができる、というのは本当ですね。

「嫉妬は自分の課題を教えてくれる尊い師である」とあるように、相手の問題ではなく、自分の問題だと捉えることで、コントロールが可能になるわけですね。

怒りについても同様に、アンガーマネジメントなるもので、その対処法を教えてくれています。有難い、有難い。


 

◎美しきゴミ(ハモコミ通信2012年3月号②)

自動販売機の空き缶収集箱の横に、「なぜ捨てる 口付け交わした 仲なのに」 「たった今 口付け交わして 捨てられる」 と書かれた標語があります。

これは、ある都市のボイ捨て防止キャンペーンの事例です。

購入者の気分転換を図ったり、栄養素の摂取をしたりと、清涼飲料を体内に運んでくれた缶やペットボトルは、内容物を美しく衛生的に守ってくれます。

直前まで貴重な役割を果たした容器は、すべて生きている「物」といえるでしょう。

手放す際には頭を下げ、「ありがとうございました」と思い、資源として再生されることを願って、礼を尽くすことが大切なのです。

物との別れについて、「片づけコンサルタント」 の近藤麻理恵氏は、「今はもうときめかなくなったモノを捨てる。それは、モノにとっては新たな門出ともいえる儀式なのです。その門出を祝福してあげてください」と説きます。

シュレッダーした紙、ティッシュ、爪楊枝、菓子の包み紙等、去り行く身近なモノの多大なる貢献に、思いを深める習慣を持ちたいものです。

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<コメント>

人だけでなく、物にもいろいろお世話になっている、ということ自体は「そのとおり」と思っていても、実際このような具体例を聞いてみると、いかに自分が物に感謝してないかを痛感させられます。

確かに、缶やペットボトルは、内容物を美しく衛生的に守ってくれた有難い存在ですね。しかし、そんな思いで空き缶やペットボトルと向き合ってはいませんでした。

ティッシュもか…。修業が足りませんなぁ…(笑)。

2024.06.01:壱岐産業:[事務局ノート]