今回はいつもどおり街ネタ2本です。生活に取り入れたり、仕事で生かすなどしていただけると本望です。
◎同意の仕方
立春(今年は2月4日)を迎えると、暦の上では春となります。しかし、地域によっては気温が低かったり、大雪に見舞われたりする所もあります。
日常会話の中で、この時期によく使われるのが、「寒いですね」という言葉ではないでしょうか。
「寒いですね」という言葉は、相手に同意を求めるニュアンスを含みますが、相手も自分と同じように《 寒い 》と感じているかどうかはわかりません。
あくまで主観であって、人によって感じ方が違うからです。
しかし、「私は寒くないです」と否定するだけだとしたならば、会話が続かなくなるかもしれません。
もし、自分が寒く感じていないとしても、「まだ寒い季節ですね」など、相手の気持ちに配慮することも大事です。
寒さ以外にも食べ物の好みや天気など、人によって感じ方や受けとめ方が異なる話題では、できるだけ肯定語を使って話すのがよいでしょう。
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<コメント>
「まだ寒い季節ですね」という表現に感激しました。
「冬は鍋が美味しいから嬉しいですね」などと続けていくためにも、このようなワンクッションがあるとスムーズにいきますね。
極力プラス面にフォーカスしたいと思ってはいますが、日常会話の中で、相手に寄り添うことも大切。
その時に、この表現は実に巧み!寄り添うけれど、全肯定しているわけではない!
否定的同意を暗に求められる会話として、他にはどんなことがあるでしょうか?
「オミクロン株の感染者が増えてますね」
「怖い事件がいっぱい起きてますね」
「わからないカタカナ語ばっかり飛び交ってるわ」
さて、どう対応しましょうか。
◎二月を逃がさない
「一月往(い)ぬる二月逃げる三月去る」の慣用句から「一月は行く、二月は逃げる、三月は去る」といわれます。
これは、正月から三月までは行事が多く、あっという間に過ぎてしまうことを表現しています。
一月は年始の休みがあり出勤日が少ないことから、今年も1カ月が瞬く間に過ぎたと感じたことでしょう。
二月は、ほかの月に比べて日数が少ないのが特徴です。入社2年目のAさんは、昨年の2月、いつもと同じペースで仕事をしていました。
しかし、25日になり、ようやく「今月はあと3日しかない」ということに気がついて、大慌てで月末業務に取り組んだのでした。
Aさんは1年前を振り返って、「今年は、2月をしっかり乗り越える」と意欲を燃やしています。
例月、10日前後に行なうことは、前倒しして5日に終わらせるなど、何事も早めに業務に取り組むようにしています。
「逃げる二月」をしっかりつかまえて、仕事に励みたいものです。
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<コメント>
本当に書いてあるとおりですね。あっという間に1月が行ってしまいました(笑)。
2月3月も、確かに例年その通りです。気を引き締めていかないと。2月は逃がさないぞ!
そして1年をふり返った時に、「あの時スイッチを入れ直したから良かった」と思いたいものです。