今月も、「まちネタ」(街で見つけたコラムに潜むコミュニケーションのネタ)をお楽しみください。
◎人間的魅力20のポイント
上司から信頼され、部下から見ても魅力的な管理者(幹部)のチェックポイントは、
(1) センスのよい身だしなみをしているか (2) いつも変わらぬ明朗さとユーモアを持っているか (3) いつも落ち着いた態度をとれるように情緒が安定しているか (4) 人の話を熱心に聞く謙虚さを持っているか (5) 適宜適切な表現力を持っているか (6) どんな人とでもつき合える社交性を持っているか (7) よい人脈を持っているか (8) 約束は必ず守っているか (9) 何事に対しても感謝する心を持っているか (10) いざというときにあわてふためかないだけの、冷静さを持っているか (11) 人を裏切らず、安心してつき合える人物であるか(12) 神経は緻密(ちみつ)であっても、あまりささいなことにこだわらないか (13) 知れば知るほど深みのある人間であるか(14) まちがった人を許すような寛大さを持っているか (15) いろいろな物事に対しての造詣(学問・技術などの奥義)を深くしようとしているか (16) 無私の姿勢で仕事に向かっているか (17) 必要なときに必要な行動を起こす実行力を持っているか (18) 心からの人間好きで、部下一人一人を個人として大切にしているか (19) 絶えず勉励努力する向上心を持っているか(20) 仕事に対して、あるいは人生に対して真剣かつ情熱的に取り組んでいるか
幹部は、なにごとにも真剣さが必要で、つねに自分という人間を磨く努力を絶対に怠ってはいけない。
その言動にも“さすが幹部だけあって立派なものだ”と納得させ、社の内外からも信頼され、部下が喜んでついてくるだけの人徳を培う努力をいつも心がけたいものだ。
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<コメント>
20項目を自分事としてみる時、判断基準レベルによって、結果は大きく異なるでしょう。たまにはこういうふり返りをして、より高みを目指していきたいですね。
◎朝の気づき
「やることなすことが、上手くいく」という日があります。
例えば、バスに乗ろうとしてバス停に着くと、丁度目的のバスが来たり、その後もまるで水が流れるように、事が進んでしまうのです。
そうかと思えば、何をやっても上手くいかなかったり、失敗をしたりして《 どうして、こんなについていないんだろう 》と思う時もあります。
ある時Nさんは、《 その違いは、何だろう? 》と、自分の行動を振り返りました。そして、事がうまく進んだ日は、目の前のやるべき作業をサッと処理していたことに気づいたのです。
朝サッと起きて、洗面を済ませ、朝食の支度をして出勤するまで、実に迅速です。ところが、サッと起きられない時には、生活のリズムがずれて、あちこちに支障をきたしているのです。
目の前に起きることは、それをやれという「自分への声」なのだと気づいたNさんが一層充実した日々を送っているのは、言うまでもありません。
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<コメント>
Nさんの気づきはすばらしいですね。
「せい病」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
調子が悪いのは、「日が悪いせい」「〇〇さんがこんなひどいことを言ったせい」「陰気なニュースを見たせい」「景気が悪いせい」など、自分以外のせいにしがちではないかと思います。
そうなるとすべてはコントロールできないもの、ということになってしまい、進歩が止まってしまいますね。
朝のスタートがサッとしているかどうか、が原因だとすれば、それは完全に自分の責任範囲内です。
私ごとで大変恐縮ですが、「朝サッと起きることが人生の質を高める」と聞いて以来、目覚まし時計で起きることをやめて10年になりました。
明らかにリズムは良くなったと感じています。おすすめしないわけにはいきません(笑)。