ダイレクトメール編の中に、
「ストーカーDM」
というのが出てきます。
「ん?」と思いましたが、読んでみればなるほどです。
理由もなく何度も同じDMが来れば、「何だ!」ということになるかもしれません。
しかし、1回だけではインパクトが薄いのも事実。
2回、3回と送られてくるものが開封されるには、それなりの理由が必要なのです。
ターゲットが絞り込まれている場合は、ぜひ開封して読んでほしいですし、
目標とする行動をとってもらいたいわけです。
これは同じ件で3回DMを送っている事例です。
1回目は普通に送るわけですが、2回目がポイントです。
「ゴメンナサイ!! 実は謝らなければならないことがあるんです・・・」
という手紙のタイトルだけが見えるように封入する、というもの。
そう言われると、何を誤るのか、気になるわけです。
そして、開封すると、
「来場をお願いしておきながら、地図を入れるのを忘れました」というお詫び文。
なんだ、そんなことで、と、決して悪い気はしません。
分かる人が見れば、「ははん、これは2回送るための口実だな」とわかりますが、
それとて、決していやらしくないので、むしろ笑って受け入れてくれそうです。
そして3回目が、ダメ押しの来場案内なのですが、2回目のユーモアが効いて、
しつこさはむしろ親近感に変わったのではないかと推察されます。
何しろ実際の来場率が1割を超えたというのですから、大成功だったと言えるでしょう。