枇杷(びわ)との会話

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会社の前に植えてある枇杷の木。

元は小さかったので、タイヤを3つ重ねたところに土を入れ、

そこに植えてなんの違和感もありませんでした。

 

先日、来社いただいたお客様から、「こんなに繁っていてよく倒れないね」

と言われてハッとしました。

 

確かにどんな強風が吹いても倒れなかったのですが、今後もそうとは限りません。

ずっと放っておいたので剪定が必要だと思い、休日を利用してやってみました。

気づいたことは即行即止が当社のモットーです。

 

かなり柔らかい木なので切るのも片づけるのも楽でしたが、ただ単に切るだけじゃなく、

木と会話をしながら剪定していきました。

 

何しろ、木の方からすれば、せっかく時間をかけて枝を伸ばしてきたのに、バッサバサと

切られるわけですから、面白くないと感じることでしょう。

 

だからこそ、

「あなたをいじめるためじゃないんですよ。

風が吹いても倒れないようにスリム化しているんですよ。

これからも元気にしていてくださいね」

と語りかけました。

 

隣から侵入してきた蔓が絡んでいたのですが、もしかしたら、この蔓のおかげで

強風でも倒れなかったのかな、とも思いました。

枇杷と蔓とのイイ関係、いわゆる共生型社会ができていたのでしょうね。

 

この枇杷の木には、メジロやヒヨドリが実を食べにやってくるので、

そのために存在しているようなものでしたが、あまりにスカスカにしてしまったので、

元気のいいヒヨドリはいいとして、臆病なメジロは来てくれるかな?

2015.04.30:壱岐産業:[事務局ノート]