震災前からの交流が続いている南三陸町歌津の高橋家。
その生業(なりわい)は、育てる漁業です。
うに、牡蠣、ホタテ、そして若布(わかめ)。
わかめの漢字は、若布だったり若芽だったり、
海の中のそのものを見ると漢字のイメージとピタリ重なります。
蛇腹のように見えるのが雌株(めかぶ)です。
これは早生品種だそうで、晩生(おくて)は4月中旬ころまで収穫が続き、
その後はうにの準備になるそうです。
今回は仙台ゾウ・プロジェクトと尚絅学院大の学生、総勢19名で作業のお手伝いを
楽しんできました。
やることはいくらでもあるのです。
例えば、この浮き玉。下の1個は掃除前もの。
貝殻やフジツボなどがびっしりついていて、玉が見えませんね。
上のほうのは掃除が済んだものです。
男6名が半日がかりで掃除して、積み上げられた浮き玉マウンテンは半分減ったかどうか。
普段、美味しい海の幸を単にいただいているだけですが、
陰にはこうした努力があり、それによって我々の食卓が支えられていることを実感しました。