タオルソムリエ⑨ 色落ち

  • タオルソムリエ⑨ 色落ち

前回ひと休みしましたが、

そして、もうちょっと休もうとも思いましたが、

何しろ、今日、タオルソムリエ研修会なるものを受講。

やっぱり書かずにはいられません。

 

9月11日のブログに、なぜタオルソムリエの資格を取ろうと思ったのか、

について書かせていただきました。

でも、実は秘かにもう1つの思いがあったのです。

それは東京オリンピックです。

 

これまで様々なビッグイベントが目の前を通り過ぎていきました。

部分的に関わったこともあったけど、今回のオリンピックは見過ごしはできません。

なぜなら、「東日本大震災からの復興を内外に示す」という枕詞がついているから。

被災県で営業活動をしている端くれとして、これは他人事ではありません。

 

もう一つ忘れてならないのは、オリンピックは平和の祭典である、ということ。

あたり前ではありますが、そこにもこだわっていきたい。

世の中は、様々な対立がうごめき、解決しにくい状況が続いています。

タオルという当たり前の商品に企画を加えることにより、

一石を投じられないものだろうか? と。

 

おっと、話を本日の研修会に戻します。

洗濯したら色落ちしたのよね、とか、丸く色抜けしちゃったわ、

といった経験をされた方はいらっしゃいませんか?

 

あるいは、使いだしてしばらくしたら水色だったはずのタオルが、

ピンクになっちゃった、とか、

長年使っているうちに黄ばみが出てきたのよ、などなど。

 

長年ならあきらめもつくかもしれませんが、

実は買った時からすでに多少黄ばみがあった、なんてこともまれにあるようです。

 

まず簡単に結論から言いますと、

酸でボロボロ、アルカリで黄ばみ、紫外線で変色という図式です。

 

キッチンなどで使われる塩素系の漂白剤、ありますよね。

キッチンハイ○ーとか、そういったやつです。

あれは結構な強酸性の液体のようで、間違って拭いちゃったり、

飛びちっちゃった、というのも危ないです。

 

付着しても、透明なので付いた瞬間はわかりません。

すぐに洗えば別ですが、ちょっとでも間をおくと、

もうその部分は色抜けどころか、ヘタをするとボロボロになってしまいます。

 

弱酸性漂白剤、というのも売られており、

こちらは表示通りの使い方をする限り大丈夫なようです。

 

強酸ではないものの、普通の水道水も実は塩素が含まれているため弱酸性です。

いつまでも水につけておく、というのはよろしくないようですよ。

 

染色について言いますと、

黄色に黄色を足すと赤になるようで(親水性染料)、

その赤に赤を足すと青になるのだそうです。

 

これを専門用語で「合成」と呼ぶようで、逆方向に進むのが「分解」だそうです。

どんな時に分解の方向に進むかというと、強い光(紫外線)にさらされた時。

つまりそういう状況になった時、水色だったはずのタオルがピンクになっちゃう

という摩訶不思議な現象が見られるというわけです。

 

さて、そんな知識を得られたのももちろんよかったのですが、

本当の目的は人脈を得ることと、専門家にある質問をしたかったのでした。

今回、その両方が叶い、大満足の1日でした!

詳細はまたの機会に。

2014.11.27:壱岐産業:[事務局ノート]