こんにちは、新米タオルソムリエです。
そもそもタオルが大好き、という人も中にはいらっしゃいますが、
特に男性は、タオルなんて水分を拭き取ってさえくれれば何だっていいんだ、
という方が結構いらっしゃると思います。
タオルのうんちくなんかよりも、実際のところがわかればいいんだ、と。
そのとおりですね。
「水分を拭き取ってさえくれれば」
そう、そこに実はとても大切なポイントがあると思うのです。
タオルの定義は、欧米と日本で多少の違いがあるようです。
欧米ではまさに「湿気・水を吸い取るもの」がタオルであり、
従って普通の綿織物や紙も(ペーパータオル)広くタオルと呼ばれます。
必ずしも我々が一般的に想像する輪っか(パイル)のついた布じゃなくていいわけです。
日本では、元禄時代から使われ始めた「和手ぬぐい」が広く普及していたため、
欧米からやってきたパイル付の綿織物を、手拭いと区別してタオルと呼ぶようになったのです。
ちなみに、輸入されたばかりのタオルはとても高価だったため、日用品としては使われず、
主にマフラーとして使用されていたようです(明治初期ころ)。
さて、よくこんなことを聞きます。
「買ったばかりのタオルは水を吸わないんだよね」
「10回くらい洗濯すると、急にゴワゴワしてくるのよね」
「柔軟剤は使った方がいいの? 使わない方がいいの?」
いっぺんには答えられないので、何回かに分けてお答えしてみたいと思います。