<平城京跡朱雀門より遠く大極殿を望む>
日本の歴史は神話から始まっている、
ということは知っていましたが、実際に古事記を手にすることはありませんでした。
明治天皇の玄孫(やしゃご)であり、慶応大学憲法学の教授竹田恒靖氏の講演録、
「人生に悩んだら日本史に聞こう」の著者白駒妃登美さんの講演録に共通して登場したのが古事記。
たまたま関西出張が金曜日だったので、1泊余分に宿泊して古都奈良を散歩してきました。
偶然にも宿泊したホテルに、竹田教授が現代語訳した古事記が設置されていました。
これが実に興味深いものでした。あまりに面白くて、散歩に出発する時間を遅らせたほどです。
短時間だったので、読むことができたのは最初のほうだけでしたが、
伊邪那岐の神が黄泉の国に隠れた伊邪那美の神を訪ねた場面や、
天照大神が岩戸に隠れた経緯、そしてそこから出てくる過程など、
フムフムとフームフム、って感じです。
まあ、この時代までさかのぼってしまうと神秘の世界ですが、710年平城京に遷都してから、784年の長岡京に遷都まで、この平城京を舞台に繰り広げられた歴史ロマンに思いを馳せてきました。
<早朝の平城京跡>
この日(1月25日)は若草山の山焼きの日ということで、たくさんの観光客が訪れていました。
奈良時代、間違いなく自分の祖先は地球上のどこかで生きていたはず。
それが日本なのか、大陸なのかはわからないけど、タイムマシンがあったら、ぜひ会いに行きたいな!