ハモコミ通信2014年1月号

  • ハモコミ通信2014年1月号

今月も、「まちネタ」(街で見つけたコラムに潜むコミュニケーションのネタ)をお楽しみください。


 

◎ 自己維新

 自分自身を維(こ)れ新ためるというのが自己維新。
 そのためにも今年は全社員に二つのテーマを掲げました。

 ひとつは、「匠」 になるということです。
 匠というのは 「最高の仕事をする人」 です。

 匠という言葉は日本らしい言葉ですね。匠とはどういう人か。経営指導の第一人者、田辺昇一さんから教わったことがあります。

「伸びている会社にはね、必ず匠が何人もいる。何人匠がいるかで決まる。匠のいる会社は発展している」
 そして、その匠という人は「3つの念」を持っているといいます。

 1つ目は「執念」です。
 成功するまではやめないという執念。なさずんばやまず、という強き思いです。完成させるまでは何があってもやり抜くという心です。いい加減に仕事をしている人は匠にはなれません。

 2つ目は「丹念」です。
 丁寧。真心を込めるということです。仕事に手抜きをしないことが丹念です。

 3つ目は「情念」です。
 情のある人ってどういう人を思い浮かべますか?
 思いやりがある人。愛情が深い人。

 思いやりがないといい仕事はできません。コミュニケーション能力ともいえます。コミュニケーション能力というのは、人間だけのことではありません。情報も機会(チャンス)も、この能力がないとキャッチできません。

 それぞれの社員が匠になったらすごい会社になります。
 全社員がそれぞれの部署で匠をめざしたいものです。こんなすばらしい仕事をする人はいない、というくらいに。
 自己維新するためにもうひとつ大事なことは「与える人になる」ということです。

 会社が何かしてくれないとか、そんなことばっかり言っている人は子どもと同じです。

 ケネディという大統領が言いました。
「国家が自分に何をしてくれるかを問うな。自分が国に何ができるかを問え」これはものすごく大事なことだと思います。

 会社が何かしてくれないという人ばかりいる組織は衰退していくんです。自分が所属している組織のために何ができるかと考える集団が発展していく。

 自分が周りの人に何が与えられるか。その視点を持つことがすでに維新です。

(メルマガ 「致知出版社社長の小さな人生論」 より抜粋)

 

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<コメント>

 まず、自己維新という言葉が新年らしくていいですね。

 匠と聞くと「技能士さんの最高峰」というイメージが強かったです。「最高の仕事をする人」 なら分野を問わず、すべての職業人が目指すところという感じです。

 執念を持って、丹念に、情を持ってやり抜く!

「与える人」 というのもその通りですね。

 震災以降、自分の大切な時間やお金を「被災地復興のために」 など、誰かのために差し出す人が増えたと感じています。

 寄付や奉仕活動をする人ももちろん「与える人」。

 目の前にある仕事を、匠を目指して取り組む、ということも「与える人」の行いのひとつと言えましょう。自己維新であると同時に、社会全体の力を底上げするパワーとなりそうです。

 

第2回 「読んでるよ」 アンケート ご協力のお願い

 このハモコミ通信、どのくらいの人が読んでくれているかなぁ、と気になっています。

 昨年3月にお願いした際には、139名もの方々が回答をお寄せくださり、勇気とヤル気をいっぱいいただきました。本当にありがとうございました。

( 前回の結果はコチラ ⇒ 検索 『 ハモコミ通信アンケート 』)

ずうずうしいお願いではありますが、メール(info@iki-sangyo.co.jp) にてこの『読んでるよアンケート』 にご協力いただければとってもとってもうれしいです。

決まった書式も何もありません。

① 「何度か読んだことがあります」
② 「半分近くは読んでます」
③ 「ほぼ毎回読んでいます」

番号でOKです。もちろんひと言添えていただけると更にうれしいですが。

 

 昨年中は大変お世話になりました。

 今年も「ツールでスイッチON」仕事現場が生き生きするツールは何か? と問い続け、商品提案によってその答えを出し続けていきたいと思っております。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2014.01.01:壱岐産業:[事務局ノート]