ハモコミ通信2013年6月号①

  • ハモコミ通信2013年6月号①


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今月はご紹介したい「まちネタがたくさんありますので、いつもよりボリュームアップでお届けいたします。
 



◎ 世の中は行き詰らない

「君、人に熱と誠があれば、何事でも達成するよ。

よく世の中が行き詰ったと言う人があるが、これは大いなる誤解である。世の中は決して行き詰らぬ。

もし行き詰ったものがあるのあらば、これは熱と誠がないからである。

つまり行き詰まりは本人自身で、世の中は決して行き詰るものではない。熱と誠をもって十分に学術を研究したまえ」

☆☆☆

 日本の近代医療の礎を築き、世界の医学史にその名を残した細菌学者・北里柴三郎。

 38歳の柴三郎を訪ねてきた荒木寅三郎(のちの京都帝国大学総長)に対しての励ましの言葉だそうです。

 熱がないと運命はこじ開けられず、誠がなければまかり通らない。

 誠を通す熱、熱、熱!

 自動車産業を国家の重要な輸出産業に育てようとしていた通産省は、1961年特振法によりトヨタ、マツダ、日産以外の四輪車参入を制限しようとしていました。

 それまで二輪車しか作ってなかったHONDAの創業者本田宗一郎氏はそこでどう考えどう行動したか?

「特振法とは何事だ。おれにはやる権利がある。既存のメーカーだけで自動車をつくって、われわれがやってはいけない法律をつくるとは何事だ。

自由である。

大きなものを永久に大きいと誰が断言できる。

歴史を見なさい。新興勢力が伸びるに決まっている。そんなに合同させたかったら、通産省が株主になって、株主総会でものを言え・・・・うちは株主の会社であり、政府の命令で、おれは動かない」

 まさに熱と誠で行き詰まりを打開したわけですね。

 


 

◎ 人生はすべてゲームだ

 私は小学校五年生の頃からガールスカウトに入って、そこで「人生はゲームである」と教わりました。

 ゲームは楽しむもの、だから貧乏もゲームの一つ。

 子ども達には「終ったあとで“もっとしたかった”と言っても戻れないから、いま貧乏ごっこをしっかり楽しもうよ」って言って笑って通り抜けました。

☆☆☆

全国的な塩糀(こうじ)ブームの火付け役「糀屋本店」。

大分県で320年続く同社の長女として生まれたのが浅利妙峰(みょうほう)さん。貧乏のどん底というほどではなかったものの、カレーの中に肉ではなくこんにゃくを入れてしのいだような時期もあったと言います。

その頃、5人の子ども達に言って聞かせた言葉のようです。

①現状を常に肯定し、②何事にも明るく対処する力

成功者にほぼ共通するスタイルのように感じますね。

ハーズバーグの動機づけ・衛生理論 ②

ハーズバーグが提唱した『 職務満足および職務不満足を引き起こす要因に関する理論 』
についての2回目です。こちらをご覧ください。

⇒ http://iki-sangyo.co.jp/?p=log&l=318716&c=2495

 見方はこんな感じです。

「自分の働きいかんによって目標が達成されるかどうかが決まる」という状況において、
人は仕事への大きなモチベーションを持つ、というのが一番上の棒グラフの意味。

 一方、「経営方針が悪いと大きくやる気が失われる」というのが上から7番目の棒グラフの意味です。

 この2つを組み合わせて考えてみましょう。

 動機づけ要因として達成要因を利用して過度な目標設定を掲げたりすると、経営方針への不信により、やる気が失われる、といったことが想定できますね。

 経営方針は、それぞれの部署の方針と読み替えることができると思います。

 管理職として自分の職責の中で対応できることは全て実行したいものです。

 

2013.06.11:壱岐産業:[事務局ノート]