ハモコミ通信2013年2月号

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コラムで見つけたちょっといい話

まもなく立春。寒さはまだまだですが、光の春実感しますね!
さて、好評の“ちょっといい話”シリーズです。

 

◎ 欠点に学ぶ

人事課の係長のY氏は、上司から 「Kさんを何とか指導してほしい。
若手に人望のある君が一年間指導してだめなら、私も考えるから」 と告げられました。

しかし、Y氏が何度忠告をしてもKさんは遅刻を繰り返し、チームワークをかき乱していくのです。

半年後、Y氏は万策尽きてしまいました。
思い余ったY氏は、大学でラグビー部の監督をしている先輩を訪ねました。

「欠点を持ちたくて持った人はいない。悪癖の背景がわからずに指導しても自己満足だ。著名な経営者だというKさんの父親に、幼少期から否定されて、劣等感に苦しんできたことが原因ではないだろうか。欠点は心の傷そのものだよ」

先輩のアドバイスにY氏は愕然(がくぜん)としました。

朝寝坊が直らない小学生の長男を否定し、責め心で叱るばかりの自分の姿に気づかされたからです。

欠点が心の傷であることを知り、Y氏の心から子供や部下を責める気持ちはすっかり消えました。

するとKさんの遅刻と長男の朝寝坊も減少したのでした。

Y氏はKさんの欠点から 「責め心を持たない厳しさ」 を学んだのでした。

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欠点は心の傷、これはしっかりと心に留めておきたい言葉ですね。プラスにみていく以前に、そのまましっかり受け止める、という姿勢ですね。「責め心を持たない厳しさ」とは、こりゃまたハードルが高いなぁ。

 


 

◎ 成長へのチャンス

笑顔と素直さは好機を招き、運を上昇させるといわれます。

思わず助けてあげたくなるのは、「笑顔を見せる」 「愛嬌を感じさせる」 「相手が話しやすい環境を用意する」 などができる人に対してです。

「単純だがとても重要なことだ」 と、元ラグビー日本代表監督の平尾誠二氏は指摘します。

それは、結果を他人のせいにするだけなのか、〈もっと自分にできることがあったのではないか〉 と自己へ目が向けられるかの差でもあります。

前者は自己の正当化に過ぎず、後者は肯定的に先を捉えるという大きな違いです。

失敗には不明瞭な要素も含まれます。それを単なる不運と見過ごさず、成長へのチャンスだと考えれば、周囲への配慮も生まれるでしょう。

ひたむきに努力する姿は、と応援者を出現させもします。
先に希望を見据えながら、自ら考えて行動しましょう。
と振り返られる強さは、生じたことを自分の糧にしようとする積極性がもたらします。

向上の素材は逆境の中に凝縮されているのです。

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笑顔と素直さ。

できているようでできてないことかもしれません。

しかもここで言われているそれは〈肯定的に希望をもって物事を捉えること〉と〈ひたむきに努力する姿〉が根っこあり、へらへらした笑顔ではもちろんないし、単に従順という素直さでもないようです。

澄み切った心が大本にありますね。

 

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立花貴さんの講演会が仙台で行われます

立花さんは、仙台市出身。

商社マン⇒食品会社の社長⇒(東日本大震災をキッカケに)宮城県雄勝町の漁師!

もちろん単なる漁師ではなく、地元の人と共に漁師会社を立上げました(社名OH! GUTS)。

このオーガッツは、ニューズウィーク日本版「日本を救う中小企業100」にも選出されましたし、メディアの露出も多い方なので、ご存知の方も少なくないと思います。

雄勝に限ったことではありませんが、地域がもともと抱えていた問題が一気に溢れだしているのが被災地の現状です。

立花さんは「雄勝の未来が日本の未来になる」を合言葉に、教育・食・伝統工芸を切り口としたトータルな地域復興活動を精力的に行っている方です。

著書『心が喜ぶ働き方を見つけよう』はグッときますよ。

講演会が楽しみです。

日 時:3月19日(火)19時~20時半
会 場:パレスへいあん 仙台市青葉区本町1-2-2 参加費:2000円  
主 催:仙台広瀬倫理法人会

http://sendaihirose-rinri.net/
担当:米沢 022-217-7390

2013.01.31:壱岐産業:[事務局ノート]