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コラムで見つけたちょっといい話⑤
幼少期の子どもは、両親など保護者のもとで可愛がられ、大切に育てられるものです。
好きな遊びに没頭させてもらい、食事は味付けに工夫して食べやすく調理されるなど、愛情をいっぱいに注がれます。
成長する過程で、甘える気持ちは薄れていき、やがて自立心が芽生え、自分のことは自分で行うようになります。
また、大人のすることを真似するようになって、厳しさを求めるようになっていくものです。
近年、学校を卒業してもなお、生活面や経済面で親に甘える心を捨てきれない若者が増えています。
好きなものだけを食べ、気の合う人としか話さず、人間関係も希薄化しています。これでは一人前の社会人とは言えないでしょう。
幕末の武士・橋本左内は15歳にして自著「啓発録」の中で、親への甘えや怠け心といった「稚心」を捨てなければ、人は成長しないと自他を戒めました。
怠け心、ごまかす心、甘え過ぎる心、厳しさから逃れる心を捨て、社会人として一人前の仕事ができるよう心を傾けたいものです。
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ペリー来航のとき、日本の行く末を案じて行動した志士達の当時の年齢。西郷隆盛27歳、吉田松陰24歳、大久保利通24歳、木戸孝充21歳、坂本竜馬17歳、高杉晋作15歳、伊藤博文13歳。爪の垢を煎じなくては。
怒りの感情のコントロール
日本アンガーマネジメント協会代表理事安藤俊介様の『アンガーマネジメント~怒りの感情のコントロール~』インパクトがあったのでご紹介したいと思います。
◎ 怒りについての基本的な考え方
①怒りは悪い感情ではない(防衛するためのもの)
⇒ 反射的に行うと失敗しやすい
②「べき」が裏切られたときにでる
③どういう時に怒るか、を決めておく!
⇒ それ以外はグッとこらえる(目的以外のもの)
④アンガーマネジメントとは、怒らないことではない
⇒ 怒りの温度を点数化する
⇒ 反射しないよう呪文(のようなもの)を用意する
◎ 怒りの性質
①怒りは高いところから低いところへ流れる
⇒ 弱い人が犠牲となる ⇒ 怒りの連鎖が生じる
⇒ どこかで誰かが断ち切らなければ…
②身近な対象に程強くなる
⇒ 身近な相手ほど「コントロールできる」という思い込み発生
③伝染しやすい ⇒ 涙と同じ
④エネルギーになる!
◎ 怒りは2次感情
1次感情が大きいほど、怒りはあふれだしやすくなります。