びわの葉を眺めながら

  • びわの葉を眺めながら
<会社にあるびわの木>


天保5年創業という千疋屋のロールケーキは、イチゴの時期が過ぎるとびわとなります。
今年もその上品な甘さを堪能させていただきました。

こちら仙台では、ちょうど今がびわの実の旬です。
弊社の入り口にもびわの木があり、実が鈴なりになっています。今年は豊作かな?
植物は、種の保存の法則から危機感を覚えると実をたくさんつける、と聞きました。
やはり震災の影響を感じとっているのかもしれませんね。

さて、びわと言えば、実もおいしいのですが、葉っぱもとても有用です。
びわの葉温灸とかびわの葉こんにゃく温湿布などの自然療法があり、末期がんを克服したという事例も報告されています。

実は私の大切な友人がびわの葉療法を続けていました。
2年半前にすい臓がんを宣告され、基本的に自らの自然治癒力をいかに高めるか、という方法で闘ってきたのです。

足湯がいいと聞けばそれを徹底的にやるし、いいと言われ自分が納得したものについては本当に真摯に取り組んできました。

20歳以上も年上の友人ですが、彼には「生き切る」ということ、大切なことを大切にする真の心、強くて謙虚で穏やかなリーダーシップなど、とても素敵な生き様を見せてもらいました。
そして本当に今でも心の中に生き続けています。

彼のためにかき集めたびわの葉は何枚だっただろう・・・。
うちの会社のだけでは足りず、あちこちから協力してもらい、梯子に登って摘ませていただきました。

今後もびわの木を見る度に、彼の前向きな考え方と実行力、温かい心などを思い出すことでしょう。
2011.07.18:壱岐産業:[事務局ノート]