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コラムで見つけた ちょっといい話
とある小冊子より、2つのコラムをご紹介します。
■◇■ 道徳の国 ■◇■
世界一の原油大国である中東サウジアラビア王国で、日本を現地ルポしたテレビ番組が、30回にわたって放送されました。
拾った財布を交番に届ける親子、信号を守る通行人、犬のフンを拾う飼い主、教室の掃除をする小学生の姿に対し、
「信じられない!」
とレポートしていました。
保有する原油の枯渇化が進み、人口増加による道徳の荒廃が懸念される同国。にわかに起きた日本ブームの中で、高い視聴率があったそうです。
日本は「伝統と近代化を両立させている国」として注目されており、すでに日本を手本とした家電製品の技術者養成所が開校したとも伝えられています。
落し物を持ち主に戻す道徳が、いかに大きな「文化」であるかが、国の外から見るとよくわかります。わたくしたち日本人は、外国に誇るべき倫理・道徳を保持し、それを長い歴史の中で放すことなく生きてきたのです。
日本の未来を悲観したり、現在の社会情勢を中傷する論調が多い昨今です。しかし、わたくしたちは、自国の国民性に誇りを持ち、正々堂々と生きていきたいものです。
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日本もまだまだ捨てたものじゃないな、と思うと同時に、やはり外からの目、っていうのが必要だなと思いました。
もうひとつついでに言えば、このことを私たち日本人が、知って誇りに思うことが必要だな、と。
■◇■ 髪で貢献 ■◇■
あるNPO法人は、抗ガン剤治療により頭髪を失った女性患者へ、ウイッグ(かつら)をプレゼントしています。
ただしウイッグを作るためには、健康な毛髪が必要です。そこで同法人は、看護大学や専門学校の女子学生へ呼びかけ、髪の毛の寄付を募りました。
参加した学生たちは半年の間、カラーリングやパーマを控え、髪の手入れをしてきました。ガン患者の知人を持つ学生は「かつらに使ってもらおうと、大事に伸ばしてきました。ようやく寄付することができて嬉しいです」と語ります。
一口に「社会貢献」といっても、私たちが実際にできることは限られています。すべてのボランティアを自分ができるとは限りません。しかし、もし参加可能な何かを見つけたならば、
<やってみよう>
と決意することは大切です。
他人の喜びを我が喜びとすることは、自己の成長にもなります。先の学生の「嬉しいです」との思いは、次の貢献を呼び込むきっかけとなるはずです。
自分の行動が社会に影響を及ぼす時、真の社会人と呼べるでしょう。
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半年間、毎日大切にしてきたものを差し上げる、というのはグッときますね。
これは結構ハードルが高いボランティアですが、駐車場で入口から遠いところに停める、っていうのは時々実践しています。
近いところをお年寄りや小さなお子様連れの車に譲ってあげる、ということですが、実はそのほうが混んでなくてスペース広く、楽々駐車できるのです。