ハモコミ通信2005.2

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信頼残高        


 地球温暖化と言われながらも、地球が凍ってしまったんじゃないか!と思っちゃうほど寒い日も必ずありますね。人それぞれオリジナルの「体の温め法」をお持ちじゃないかと思います。ぜひ教えていただきたいものです。ちなみに私はあったかいコーヒーかな?

 さて、ハーモニーのある人間関係を考える上でとってもいい話が飛び込んできました。表題の信頼残高という考え方です。(スティーブン・コビー著「7つの習慣」より)

 この本では、しっかりとした人間関係をつくるには、まずは自分自身成熟した人格を育てることだ、と述べています。 (フムフム)  その上で信頼残高を増やせ、と比喩でわかりやすく表現しています。 (ん?) つまり相手との関係の中で築く安心感、信頼のレベルを、銀行の預金残高のように考えてみよう、というのです。預け入れが多ければ、コミュニケーション自体が簡単で効果的で即時にできるということです。 (なるほど!)

 そして預け入れを増やす6つの方法が述べられています。
 ①相手を理解する
 ②小さなことを大切にする
 ③約束を守る
 ④期待を明確にする 
 ⑤誠実さを示す
 ⑥引き出しをしてしまったとき誠意をもって謝る

 以前から、与えること(してあげること)は受取ること(してもらうこと)よりもなぜかいい気持ちになれると思っていました。実は与えているのではなくて残高を増やしていた(預金していた)んですね。そう考えると実に納得。本を読みながら深くうなずいたのでした。

 GIVE & GIVE & TAKE でうまくいく、なんてことがよく言われますが、まさしくそのとおりですね。人間ですからちょっとした間違い、失敗はよくあること。残高さえしっかりあればなんとかマイナスにならずに済むのですね。ビジネスの上でも個人的な場合もまったく同じ姿勢でいけそうです。利息だけで食べていけるほどの残高を築けたらいいですね。お金の残高だと人から妬(ねた)まれることもあるでしょうが、信頼残高ならその心配も要りませんもの。

2005.02.01:壱岐産業:[事務局ノート]