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良い言葉のシャワーはいかが?
心理学者小林正観さんによれば、幸せには「パラダイス」と「ユートピア」の二種類があるそうです。
パラダイスとは、例えばご馳走やお酒が山のように積まれ、目の前に美しい砂浜が広がっていて、ヨットが待ち受けている、といった感じ。つまり、外から見てとても楽しそうで幸せそうな状態です。
ところが、もっともっと美味しい料理はないか、もっと大きなヨットが欲しい、など、欲望には際限がありません。
一方、ユートピアというのは、心の中に、「ああ、幸せだなぁ」と感じた瞬間にできるもの、「今、幸せです」と言えば、その瞬間になれる状態だ、というのです。
チルチルとミチルが幸せの青い鳥を探し求めて旅に出たが、結局見つからず、実は自分の家にいた、というのも、そこに幸せを感じたから、ということですね。
幸せを外に求める、ということでは、いつまでたっても良い結果は得られないのでしょうね。
ローマ時代の五賢帝の一人、マルクス・アウレリウスの自省録という書の中に、次のような言葉があるそうです(人から聞いた話です)。「いい人がどんな人か議論をするのはやめて、お前がいい人になってはどうか?」 そのとおりですよね。
過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる、とあるとおり、自分、特に自分の思い(心のあり方)には注意したいものです。
NYヤンキースの松井秀喜選手の高校時代の監督の言葉として有名なのが、次の言葉です。
「心が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる人格が変われば運命が変わる」
この言葉の元と思われるのが、インドの偉大な政治指導者マハトマ・ガンジーの次の言葉です。
「自分の思いに注意せよ。それは自分の言葉になるからだ。自分の言葉に注意しそれを管理せよ。
それは自分の行動になるからだ。自分の行動を考慮し、それを注意せよ。それは自分の習慣になるからだ。自分の習慣を認識しそれに注意せよ。それは自分の価値観になるからだ。自分の価値観に注意せよ。それが自分の運命になるからだ。」
「明けましておめでとう」の替わりに、「明けたと思ったら閉めました」と言いたくなるほど、時の経つのは早いものですね。
良い言葉に良い影響を受け、1年を気持ちよく締めくくり、また来年を良い年にしましょう!
ハモコミ通信2007年12月号
2007.12.01:壱岐産業:[事務局ノート]