ハモコミ通信2007年7月号

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ものごとのとらえ方・言葉の使い方・ 体の使い方 その3               
    

 さてさて今回は「体の使い方」を変えることによって、意識的に自分の気持ちをコントロールするっていうテーマの深堀です。このテーマで約300名のメーリングリストにアンケート依頼をして、18名の方から回答をいただきました。みなさん共通の関心事なんだなぁ、とあらためて実感しました。
 
 一番多かったのは、呼吸に関するものです。体を叩くっていうのも多かったです。番外編では、落ち込んだとき、無理に明るくしようとせず、落ち込んだままにまかせる、っていうのもありました。
 
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 一口に気持ちのコントロールといっても、その気持ちの内容が「怒り」なのか、「悲しみ」なのか、「あせり」なのか、「不満」なのか、によってそれぞれ違った方法があるわけです。
 
 これもアンケートの中で教えていただいたことですが、東京学芸大学相川教授が提唱している「怒りのコントロール法」というものがあるそうです。「怒り」を「突発的なもの」と「持続的なもの」にわけて、それぞれの対処法が整理されています。そのほとんどがタイトルにある3つの視点にあてはまることがわかったので、ご紹介します。
 
 突発的なものに対しては、①口を閉じて10まで数える(体と言葉)②深呼吸する(体)③自分に「落ち着け」「リラックスしろ」などと言い聞かせる(言葉)④相手の表情をよく見る(焦点) ⑤相手から見た自分をイメージする(焦点)。
 
 持続的なものに対しては、 ①自分を相手に置き換えてみる(焦点)②相手の言動に関して別の原因を考える(焦点)③相手の長所を見つける(焦点)④相手に援助を申し出る(焦点と言葉)。
 
 突発的な怒りには、主に体や言葉を使って対処し、その後は焦点を変えることによって怒りを別の方向に持っていく、というような感じですね。
 
 図中の「モヤット」感情の中では、怒りとあせり以外は、どちらかというと持続的なものですが、体の使い方で対処できることもありそうです。
 
 次号でもう少し深めてみましょう。

2007.07.01:壱岐産業:[事務局ノート]