ハモコミ通信2008年8月号

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エコロジーについて思うこと その2


 先月号で、コミュニケーションをよくすることが、弊社としての地球環境問題に対する対策である、ということをお話ししました。

 無駄なこと① : 不良品を作ってしまうこと (=製造側とのコミュニケーション不足、確認不足)
 無駄なこと② : 売れない商品を作ってしまうこと (=お客様とのコミュニケーション不足)
 無駄なこと③ : 使われない商品を売ってしまうこと (=時代とのコミュニケーション不足)

 この中で一番むずかしいのは時代とのコミュニケーションでしょうね。
 松井証券の松井道夫社長の言葉、「経営者の時代感覚こそが最大のコスト」、という言葉がしびれます。
一般的には、人件費が最大のコスト、などと言われますが、松井社長のほうが的を得ていると思います。

 では、私の持っている時代感覚は何か?
 時代のキーワードを挙げていけばキリがないですが、私としては、「スピードと心」をクローズアップした時代感覚でやっているつもりです。

 「スピード」は、好むと好まざるとに関わらず、もうそういう時代になってしまっていますよね。我が家のマスコットハムスターのチョリッチョくんを見ているとマウスイヤーなるものが実感としてわかります。
何しろちょこまかと動きが速い! ドッグイヤーからマウスイヤーの時代へ、などと言われている昨今、これに背を向けては商売はできませんね。

 もう一つの「心」。
 むずかしい分野ではありますが、いつの時代も重要ですね。人間が本来持っているスピード以上のものが要求されてくるとなると、必ずどこかで歪(ひずみ)がでてくると思います。人が求めて止まない、「自己重要感」への配慮や、「つながり」を求めている心にも注目しています。

 先日、徳島県上勝町の「おばあちゃん達の葉っぱビジネス」で有名な横石知二さんの講演をお聞きしました。氏は「出番を創る」という表現を使っておられました。
 それぞれの人が、仕事上イキイキと活躍できる場を創るためにどうすればいいか? 今、何がその人に必要なんだろうか? を求め続けると答えがでてくるのではないかと、感じています。

 弊社はコミュニケーションツール、安全ツールといった道具の販売が生業(なりわい)です。道具は使われてナンボ。有効にお使いいただける=エコロジー、を肝に銘じ、「スピードと心」を念頭に、今後も精進していきたいと思っております。

2008.08.01:壱岐産業:[事務局ノート]