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目標について雑感
いよいよ2010年がスタート。年の初めにいろいろな決意や目標など1年の計を立てる人が多いと思います。
「今年こそやせるわ!」「今年こそ禁煙だ」「大物を釣るぞ」「ゼッタイいい人見つけるわ」などなど。
なぜ目標が必要か?目標ってそもそも何?という問いに対し、ある人の答えは、 『達成のための刺激』
ということでした。シンプルでわかりやすいですね。
私も毎年、結構時間をとってこれにあたっています。そもそも計画好き、っていうこともあります。どのくらい好きかっていうと・・・。
総括目標、仕事目標、家庭目標、社会目標、個人目標と分けてますが、具体的な項目を数えたら74個ありました。去年は105個でしたから、これでもずいぶん減らしたのです(苦笑)。達成満足度はだいたい6割~7割といったところでしょうか。
高校3年生の娘が作った今年の目標というのがテーブルに置きっぱなしになっていたので、チラッと見てみたら、親に似たのかたくさん書いてました。
普段の生活とあまりにかけ離れたすばらしいことが列挙されていて笑ったのですが、そうしたい、そうなりたいっていう願いだけは伝わってきました。
特におかしかったのは、「この目標を毎日見る」という一文です。これは目標達成に不可欠なポイントですよね。なかなかいいところついてるな、と思ったと同時に、残念ながらまったく見てないな、と思った次第です。何しろ、やってることが真逆なのですから(苦笑)。
妹が見せて、って言っても見せないワケがよ~くわかります(笑)。
ところで、同じ目標でも、上から与えられるものと、
自分で作るものがありますよね。この上から与えられるものがクセモノです。
仕事上、目標を設定し、達成に向けて努力をするのはあたり前のことです。ところが昨今、世の中にうつ症の人が増えていることと、この上から与えられる目標との関係が指摘されていますね。
もちろん本人の能力やストレス耐性度にもよるのですが、与え方や評価の仕方、ハードルの高さ、などによって、いい刺激にもなれば、大きな重石ともなるわけです。
私は水泳が苦手でした。クロールはようやく25m泳げる、という程度だったのですが、一昨年1500m泳げるようになる、という目標を立ててそれを達成しました。
自分で立てた目標なので、スピードにはこだわらず、とにかくゆっくりでもいいからと監視員にアドバイスを受けながら距離を少しずつ延ばしていきました。
でも、勝手な空想ですが、もしプールサイドに鬼コーチがいて、毎回毎回うるさくチェックされていたら、途中で挫折していたのではないかと思いました。
調子が悪い時などはサッと切り上げたりと、多少の自由度を持ってやったから良かったのです。仮に上からスピード目標などをつけ加えられたらやはり続かなかったでしょう。
今はより格好良く泳ぐことを目標にしているので、自然にスピードも上がってきているようです。
そういう意味で、目標の達成期限はもちろん重要なのですが、途中経過については多少ゆるやかに見守る姿勢がないといけないな、と思った次第です。
娘があの目標どおりの生活習慣を身につけるのはいつの日だろう、と思いつつも、長い目で見守ろうと思っています。
自分の目標については、今年は数を減らした分、徹底したいところです。やるぞ~!