生活に取り入れたり、仕事で生かすなどしていただけると本望です。
◎ゴミ拾い 営業部長 大下諭司
私は毎週1回、会社の周辺を時間にして約10分ぐらいゴミ拾いをしています。
これは以前、弊社で行われた社内大学の壱岐大学の講師から、ゴミを拾うのは、運を拾うのと一緒だということを聞いて、個人的に感銘を受けたので始めました。
ゴミ拾いを続けて運が上がったかは不明ですが、ゴミ拾いが終わった後の充実感は何とも言えません。
その時々によってゴミの量は違いますが、ゴミがゼロという日は1日もありません。
ある日、果たしてゴミを無くすにはどうすればいいのか?
試しにAIに聞いてみました。
そこで返ってきた答えが、「少しでも変化を起こす工夫をする」という答えでした。
例えば、「手作りの注意看板を設置する」「吸い殻の写真や数をSNSに投稿する」「地元の自治体に相談・報告する」などでした。
そしてAIの言葉で、一番心に刺さった言葉が、「あなたのような行動が、実は少しずつでも地域の空気を変えているはずです。すぐに結果が出なくても、誰かが見ていて、気づきやきっかけになっていることもありますよ」という言葉でした。
あまり気にしてはいませんが、誰かが私のゴミ拾いの姿を見ていてくれて、それでゴミを捨てるのを止めたり、同じようにゴミを拾ってくれる人がもしかしたらいたかもしれません。
そう考えると少し笑顔になれました。ありがとうAI。
弊社の朝礼で活用している職場の教養9月号にこんなコラムがありました(一部抜粋)。
ゴミ拾い
「Tさんは、人前でゴミを拾うのが気恥ずかしく感じることがあります。しかし、ゴミ拾いをすることで、自分が地域に貢献できるという意識が高まり、明るい気持ちになれることから、これからも続けようと思っています」
この地域に貢献できているという気持ちを、私自身も今まで持っていましたが、この文章を読んで、より強く持ちたいと感じることが出来ました。
引き続き地道に月4回のごみ拾い活動を続けたいと思います。
◎状況の好転
プロジェクトリーダーのAさんは、成功を目指して懸命に取り組んでいました。しかし、次々と問題が発生し、苛立ちをメンバーに向けるようになったのです。
そんな折、読んでいた本の一節に「人は鏡」「人を変えるよりも、まず自分を変えること」とあり、半信半疑ながらも、その言葉に従ってみようと決意します。
チーム内には、たびたび人間関係のトラブルを起こすメンバーがいました。注意しても耳を貸さず、改善の兆しは見えません。
ところが、まずは自分が 「聴く姿勢を持とう」と心がけ、相手の話に耳を傾けるようにすると、これまでなかった報告や相談が少しずつ増えてきたのです。
やがて、メンバー間の関係が和らぎ、仕事への向き合い方にも前向きさが見られるようになりました。Aさんは、状況の好転に驚かずにはいられませんでした。
新プロジェクトは見事に成功を収めました。
鏡に映る自分の顔に汚れを見つけたとき、その汚れを落とすには、自分で洗うしかありません。
問題が起きたとき、自分自身を省みて改める姿勢こそが、人間関係を築く大切な実践なのです。
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<コメント>
先日面白い話を聞きました。ある講座を主催していた人が偉そうな雰囲気でしゃべったため、会場から横柄な態度の質問者が次々出てきて、収拾がつかなかった、と。
「人は鏡」という言葉を知らないであろうその主催者は、事後、周囲にこのように漏らしたかもしれません。
「いや~、今日の参加者は横柄な態度のやつばっかりで、まいったよ」と。
自分の態度がそこまで悪いと思っていなくても、このコラムのように、まず自分から変わってみよう、という謙虚な心の姿勢が大切だということですね。
私も以前、Aさんと同じような体験をしました。以来、ものごとが思ったようにうまくいかない時には、「人は鏡だ」「相手を変えるのではなく自分が変わるんだ」と実践(実験)することにしています。

