<今季完売しました>2024.6.19
暑熱による身体リスクをお知らせする腕時計型ウエアラブルデバイス
2つのセンサーで外気温度・皮膚温度を測定し、独自のアルゴリズム解析によって深部体温を算出。
身体のリスクが高まると言われている深部温度37.8℃以上を検知すると音・光・振動の3つのパターンでリスクを通知し、着用者に水分補給や急速を促します。
<今季完売しました>2024.6.19
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身体のリスクが高まると言われている深部温度37.8℃以上を検知すると音・光・振動の3つのパターンでリスクを通知し、着用者に水分補給や急速を促します。
生活に取り入れたり、仕事で生かすなどしていただけると本望です。
◎嫉妬活用法(ハモコミ通信2012年3月号②)
他人が昇進する、ほめられる、会社から好待遇を受ける、また他の社員から人気があるなどすると、人は嫉妬心を抱いてしまうことがあります。
嫉妬をしないようにと努めても、嫉妬心そのものを消すことはなかなかできません。
しかし、嫉妬も捉え方を変えると、プラスの事柄として活用することができます。
嫉妬心が生じたら、次の三点を意識してみましょう。
①対象の人に負けないような実力を身につけようとする。
②同じ分野でその人にかなわなければ、他の分野で自分を磨く。
③その人は、自分を奮起させてくれる応援者だと受け止め、感謝を深める。
嫉妬は、自分にないものを渇望する心です。それ が相手への責め心となってしまうと、お互いの関係を悪くする原因にしかならないでしょう。
しかし、「嫉妬は自分の課題を教えてくれる尊い師である」と捉えて努力を重ねれば、自己向上の大きな糧となるのです。
互いの成長を願いながら切磋琢磨することで、職場は日々進化するのです。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
<コメント>
他人と比べない、というのが大原則だとは思いますが、湧きおこってしまった感情をどうのこうの言ってもしかたありません。
それよりも、「嫉妬心」 に対するより良い対処について、事前に心構えを持っていることで、落ち着いて自分の心と向き合うことができる、というのは本当ですね。
「嫉妬は自分の課題を教えてくれる尊い師である」とあるように、相手の問題ではなく、自分の問題だと捉えることで、コントロールが可能になるわけですね。
怒りについても同様に、アンガーマネジメントなるもので、その対処法を教えてくれています。有難い、有難い。
◎美しきゴミ(ハモコミ通信2012年3月号②)
自動販売機の空き缶収集箱の横に、「なぜ捨てる 口付け交わした 仲なのに」 「たった今 口付け交わして 捨てられる」 と書かれた標語があります。
これは、ある都市のボイ捨て防止キャンペーンの事例です。
購入者の気分転換を図ったり、栄養素の摂取をしたりと、清涼飲料を体内に運んでくれた缶やペットボトルは、内容物を美しく衛生的に守ってくれます。
直前まで貴重な役割を果たした容器は、すべて生きている「物」といえるでしょう。
手放す際には頭を下げ、「ありがとうございました」と思い、資源として再生されることを願って、礼を尽くすことが大切なのです。
物との別れについて、「片づけコンサルタント」 の近藤麻理恵氏は、「今はもうときめかなくなったモノを捨てる。それは、モノにとっては新たな門出ともいえる儀式なのです。その門出を祝福してあげてください」と説きます。
シュレッダーした紙、ティッシュ、爪楊枝、菓子の包み紙等、去り行く身近なモノの多大なる貢献に、思いを深める習慣を持ちたいものです。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
<コメント>
人だけでなく、物にもいろいろお世話になっている、ということ自体は「そのとおり」と思っていても、実際このような具体例を聞いてみると、いかに自分が物に感謝してないかを痛感させられます。
確かに、缶やペットボトルは、内容物を美しく衛生的に守ってくれた有難い存在ですね。しかし、そんな思いで空き缶やペットボトルと向き合ってはいませんでした。
ティッシュもか…。修業が足りませんなぁ…(笑)。
農業、家庭菜園、DIY、アウトドア、トレッキングに
草刈り作業を、安全に、カッコよく、俺らしく
草刈り作業をさらに安全、快適に行うことを目的に設計されました。
3つの問題に真剣に取り組み草刈作業専用として開発された商品です。
作業効率を損なわせない【軽量性】
草の汁や水滴から身を守る【撥水性】
炎天下での作業時による汗、湿気のムレ対策【通気性】
汚れやムレを気にせず、快適に作業ができる草刈り作業衣料。
サロペットの前側は撥水加工を施した生地で刈った草の汁を防ぎ、後ろ側はメッシュ生地で通気性を考えた設計になっています。
point1.軽くて丈夫
point2.草汁の付着を防ぐ
point3.撥水加工で水をはじく
白罫線で囲まれた箇所はメッシュ仕様になっています。
ムレにくい親切設計。
フリーサイズ |
[ カラー ]グリーン
[ 素 材 ]ポリエステル
価格2,200円
汚れを防いで安心快適!バツグンの使いやすさ。
ポリカーボネイト製レンズで衝撃、キズに強い。張りのあるメッシュで飛んでくる草からガード。キャップの上から被れる大きめバイザー。面ファスナーで脱着カンタン。
point1.草刈り中の飛び石から顔をガード
point2.着脱可能でバイザーとしても使用が可能
フリーサイズ |
[ カラー ]グリーン
[ 素 材 ]ポリエステル、ナイロン、ポリカーボネート
価格 2,090円
厚みのあるスポンジとガード板が草刈り時に飛んでくる小石や、草汁などの汚れからすねを守ります。足の甲までしっかりガードしつつ、足首の動きは妨げないので安心快適に作業をサポートします。
point1.飛んでくる小石からスネをガード
point2.タレで後頭部の日焼け対策に
point3.撥水コートで水をはじく
フリーサイズ |
[ カラー ]グリーン
[ 素 材 ]ポリエステル、スポンジ、プラスチック板
価格 1,760円
来比強度4倍の高強度足カバーで草刈作業時の汚れを防ぎ安心快適です。更にファスナー付で着脱がラクチン!抜群の使いやすさ。
※長靴は付きません。
point1.厚地で丈夫 強度4倍
point2.撥水加工で草汁をしっかりガード
point3.面ファスナーで履き口の調整ができる
フリーサイズ |
[ カラー ]グリーン
[ 素 材 ]ナイロン
価格 1,045円
麦わら帽子、キャップなど様々な大きさの帽子に対応しています。
レンズ付で視界ハッキリ、刈払作業時に飛散する草や草汁から顔をガードします。
point1.衝撃、傷に強いポリカーボネートレンズ仕様
point2.レンズ付きで視界をすっきり確保
フリーサイズ | 頭回り約60cm |
[ カラー ]グリーン
[ 素 材 ]ポリエステル
価格 1,100円
《俺の草刈りシリーズ》インディゴ・ブラック はこちらです。
お問い合せフォーム または お電話 022-233-1776 でお問合わせください。
プライバシー確保に!
どこでも簡単に設置可能!
収納袋から取り出すと直ぐに立ち上がり、テントはワンタッチで組み立て可能。
特に難しい作業なくカンタンです。
横置き縦置き可能で横置きにすれば身長180cmの男性でも楽々寝転がることが可能な大きさ。
メッシュ窓は2か所。プライバシーを確保したい時はジッパーで完全に閉じることが可能です。
もしもの備えに3WAY! トイレテント、着替えテント、プライベートテントとして使用可能!
テントはワンタッチで組み立て可能。 特に難しい作業無くカンタンです。
【主な用途】
● アウトドアテント
● 災害時の防災テント
● 防災用トイレテント
● 着替え用テント
特に難しい作業無くカンタンです。
【組み立て方法】
サイズ | 外寸:約215×90×90cm、収納時:約直径65cm |
---|---|
重 量 | 約2800g |
材 質 | ポリエステル、スチール |
セット内容 | 本体(テント)、収納バッグ、ペグ、ロープ |
※簡易トイレ(プラダン洋式トイレ)、抗菌消臭トイレセットをご用意ください。
※合計金額が11,000円以上の場合、送料は弊社が負担致します。
お問い合せフォーム または お電話 022-233-1776 でお問合わせください。
プラダン製の簡単組み立て式トイレです。
水に強く、汚れたら洗える!
頑丈で軽量!
焼却処分ができる!
災害用にも使える簡易トイレ
もしもの備えに蓋つきトイレ。トイレのリニューアル工事の際など、一つ有ると安心が違います。
【主な用途】
● 防災トイレ
● 非常用トイレ
● 簡易トイレ
● 仮設トイレ
● 便器
プラダン製で水に強く、頑丈、軽量です。さらに、焼却処分が可能です。
パーツはわずか6つ。工具不要で組み立て時間もわずか3分。
材質・ポリプロピレン樹脂(中穴構造板)。
断面は安全なウェーブカット加工。
【組み立て方法】
サイズ | 組み立て時 H412×W295×D320mm |
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重 量 | 約1.1kg |
材 質 | ポリプロピレン樹脂 |
セット内容 | 本体トイレのみ |
※抗菌消臭トイレセット、カプセルテントと合わせてご利用ください。
※合計金額が11,000円以上の場合、送料は弊社が負担致します。
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生活に取り入れたり、仕事で生かすなどしていただけると本望です。
◎ひび割れた水瓶(みずがめ)(ハモコミ通信2012年12月号②)
インドに一人の水汲み男がいました。
天秤の左右の大きな水瓶に水を汲み、丘の上にある主人の館まで運びあげるのが仕事でした。
館に着いたとき、右側の水瓶にはなみなみと水が入っていましたが、左側の水瓶はひび割れていたため水は半分しかありません。
ひび割れた水瓶は 「自分はひび割れていて役に立たないから、取り替えてくれ」と男に頼みましたが、男は何も言わずに水を運び続けました。
右側の水瓶はいつも満杯の水をたたえて得意そうにしています。
2年あまり経ったとき、たまりかねたひび割れた水瓶が
「自分のような出来損ないを使っていては、あなたの努力が報われない。申し訳ないから、 完全な水瓶を使ってほしい」 と、また頼みました。
男は黙って、丘の上から振り返りました。すると、 道の右側には美しい花が咲き乱れています。
水汲み男は、「最初から水漏れに気がついていたのだよ。お前のひび割れを利用して役立てようと考え、私は道の左側に花の種をまいておいたのだ。お前のひび割れのお陰で、雨の降らない土地なのに、こんなに見事な花が咲いた。ご主人様は毎日新鮮な水と咲き誇る花の美しさを喜び、感激していらっしゃるのだ」と言いました。
ひび割れ水瓶はひびがあったからこそ、美しい花を咲かせることに貢献できたことに気づいたのです。
私たちはそれぞれ自分だけのひび割れを持っているのです。私たちは皆、ひび割れ水瓶なのです。 必要でないものは何もないのです。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
<コメント>
自分自身も大いなる 『ひび割れ』 なので、こういうストーリーはいいなぁ、と感じます。
かなり古い話で恐縮ですが、ドカベンという野球漫画では、個性が強いメンバーが、それぞれの持ち味を徐々に生かし合っていく様が痛快で印象的でした。
各々が、一見ネガティブにしかとらえにくいような特質をも、まずは受け入れて、どうやったらそれを良い方向に生かせるか、について思い巡らし、自主的に行動していく。これが理想ですね。
弊社が目指す 『ハーモニーのあるコミュニティづくり』 には、まずそういった一人ひとりの自覚が大切と考えます。
しかし、そうなるためには、一人静かに自分のことを考える時間を持つ必要があったり、「やっぱり駄目なんじゃないか」 といったネガティブな想念に打ち勝たなければなりません。簡単なようでけっこう大変とも言えるでしょう。
ネガティブな想念は常に雑草のように生えてきますから、気づいたらすぐ取り去らなければなりません。
そのためには、このような話(※)に触れる機会を増やすことが、良い習慣と言えるかもしれません。
このコラムは、誰もがその気になればリーダーになれる好事例でもあると思いました。リーダーとは、必ずしも職業や役割ではなく、その人の考え方と行動のあり方である、とよく言われますが、まさにそのとおりですね。
いずれにしても、リーダー役を務める人は、共に働くそれぞれの人の特徴を良く知って、それらを生かす工夫をすることがとても大切になってきますね。
※ この話は違いますが、倫理法人会(弊社も所属)が会員向けに発行している 『職場の教養』 という冊子(非売品)は、まさにこのような良い話の宝箱です。ハモコミ通信のネタにもよく使わせていただいております。
「冷却プレートが酷暑化作業する身体に涼感を与えます。
ファンと冷却プレートのペルチェ式急速冷却を採用
3 ステップで効果実感
Step1.気化熱による冷却効果
ファンから送り出される風が汗を蒸発 表面温度させ、気化熱により体温が下がります。
Step2.冷風による冷却効果
冷却プレートが服内を循環する空気の温度を下げ、さらに涼しさを実感します。
Step3.気化熱による冷却効果
冷却プレートが体に触れることにより、ダイレクトに冷たさを実感します。
冷却プレート付きファン
●ファン:2 個
●接続ケーブル:1 本
●リチウムイオンバッテリー:1 個
●充電用AC アダプター:1 個
●充電用ケーブル:1 個
セット価格 27,280円/セット内容 : ファン2個、ケーブル1本、バッテリー1個、充電器1個
予備バッテリー 14,080円
※合計金額が11,000円以上の場合、送料は弊社が負担致します。
お問い合せフォーム または お電話 022-233-1776 でお問合わせください。
生活に取り入れたり、仕事で生かすなどしていただけると本望です。
◎母とコロッケ(ハモコミ通信2020年8月号②)
あれは小学四年、夏休みのことである。
もう 50年も前のことなのに今でも私はコロッケを見るたび母を想う。
あのひるめし時、無言で耐えてくれた母の姿か ら、私は大きな教訓を学んだ。
業界で、「あいつは口の堅い男」と私を評価してくれる向きもある。だとすれば、母の教えが現在も生きているのである。
戦前の食生活、それは貧しい、の一語に尽きる粗食だった。カツ、コロッケ、バナナなど、いま常食になっているものさえめったに食卓にはのらなかった。
麦飯に漬物、これが農村の年間メニュー、現代のヤングには理解しがたい一面であろう。
貧乏だったわが家もそれ。私は、その日のことがあるまでコロッケに大きな願望を抱いていた。
「一度でいいから食ってみたい」と。
その日、私は街に用事のある母に連れられて一緒した。帰り道のこと肉屋の前にさしかかると、いい匂いが漂ってきた。
見ると、コロッケを揚げている。「かあちゃん、コロッケ買って!」 私はほとんど衝動的にせがんだ。
母は私をチラッと見ながら、「そんなムダ遣いしたら父ちゃんに叱られるじゃないか。さ、帰ろ」と私の手を引いて行きかけた。
「いやだぁ、一回でいいからコロッケが食いたいよ、かあちゃん」 この声に母の足が止まった。私の顔をのぞき、その視線を店先へ移した。
「清次、そんなに食いたいのかい?」
「うん。学校で食ったことのないのはオレだけなんだもの」
「……」
母の思案している気持ちが、つないでいる手の 温もりを通して私に伝わった。
「コロッケなんか買ったら父ちゃんの雷が落ちる んだから。母ちゃん知らないよ」そういう母だったが、足はもう店頭へ歩きはじめていた。
その日のひるめし時がきた。 母と5人兄弟が膳につき、父も座りかけた。私は、コロッケが食べられる幸福感と、起こるであろう父の怒りへの恐怖が入り交じって、体を堅くしながら食卓と父を見比べた。
「なんだ、このお菜は!」
膳を見るなり父の怒声が母へとんだ。食卓には、コロッケの盛られた皿と漬物が山盛りの大ドンブリが並んでいる。
私は反射的に母を見た。 清次がうるさく言うから仕様なく、の母の言葉が当然出ると覚悟した。
だが、母は無言、うつむいたままだ。
「……」
「何て考えなしの買い物をする!メザシでも買っ たらよかったのに。こんなぜいたくする銭は、うちにはねえ」
父は声を荒げて母をなじった。 うつむいたままの母が言った。
「いくら貧乏してたって、たまには他人様の子が食ってるもんぐらいは食わして……」 小声で語尾は聞き取れなかったが、私のことはおくびにも出さなかった。
父はなおくどくど言い募ったが、その後の母は視線を膝に落とし口をつぐんだままだった。
途中から、私は母にむしゃぶりついていきたい衝動が、心いっぱいにあふれてきた。「かあちゃん、ありがとう」と。
父の怒りもやっと静まり、みな箸を取った。
生まれて初めてのコロッケのうまかったこと。あの味覚はいまも鮮明におぼえている。
食事は終わった。「みんな、うまかったかい?」 母は優しいまなざしで私らを眺めながら聞き、 視線を私にとめて言った。
「清次、うまかったろ!」 母の目が、笑っていた。この小さな出来事は単に忘れられないにとどまらなかった。
私の成長につれ、出来事もまた心の奥で発酵し、熟成し、現在、私の処世に欠くことのできない美酒となって芳香を放っている。
子供のころは、かあちゃんが黙ってくれたので叱られずに済んだ程度にしか考えなかった。
だが、年が経つにしたがって、出来事は深さも重さも増してきた。
“告げ口はすべきでなく、相手の側に立って、言う言わないを決める。これが信頼の基本だ” というふうに育ってきた。
結婚し、子を持ってみて、“無言” の大切さは身に沁みて心に根付いている。
「清次、うまかったろ!」の母の一言は、私にとってどんな名曲を聴くより感動的な響きを秘めて いる。
まもなく還暦を迎える今でも、コロッケを見るたびに、無言の母の姿がまぶたにくっきりと浮か び、胸を熱くするのである。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
<コメント>
イエローハット創業者でNPO 法人「日本を美しくする会」の創唱者、相談役である鍵山秀三郎氏が、講話の中で引用してくださったお話です。
昭和初期の貧しかったころの日本。経済的には貧しくても、家族のこのようなやり取りは、実に心豊かとしか言いようがありませんね。
何度も読んだはずなのに、またまた目頭が熱くなりました。
この話は、これだけでも十分心が洗われると思いますが、実は別のところで、もう一つ大切なことが語られていたそうです。
それは、コロッケのある食卓を見た父親がどうして怒りを鎮めたか、についての次の描写。
◆
ひとしきり、無駄遣いをした母親を責めた父親があることに気付くのです。子供5人と夫婦2人。コロッケは、7つになるはずです。しかし、皿に盛られたコロッケは、6つしかありませんでした。
母親は自分の分を買ってきてはいなかったのです。
それに気づいた父親は、無言で一つのコロッケを二つに分けると、半分を母親の皿に乗せたのです。それを合図に子どもたちもコロッケにお箸を伸ばしたのです。
◆
地震雷火事親父。良い面悪い面、両方あったと思いますが、父親という役割がハッキリしていて、わかりやすい時代。
怒りの中でも、コロッケの数に気づき、そっと2つに分けて妻に半分を分けた夫。。。
新年度、新たな希望に燃えていらっしゃることでしょう。心を置き去りにすることなく、張り切ってまいりましょう!
◎愛の電報 (ハモコミ通信2005年8月号)
今のような便利な時代ではない昔、本当にあった話です。
ある夫婦がいました。
知り合ったときから、お互いの波長が合うことを感じました。知り合って1年後には結婚。そしてその数ヶ月後…
彼の仕事は、観測や調査の仕事です。そんな彼が、越冬南極観測員に選ばれたのです。そして、単身南極に旅立ちました。
想像を絶するような寒さ、そして孤独。彼女だって、それ以上の心の孤独とのたたかいです。
半年ほど経ったときに、彼女は、どうしても愛している彼に、メッセージを伝えたいと思いました。そのときに、アタマに浮かんだのが『電報』です。
何度も何度も書き直します。伝えたいことが多すぎて書けません。書いても書いても本当の気持ちにならないんです。
電報だから長い文章は送れないし、カタカナ文字になるのです。あなたなら…何て書きますか?
気持ちやメッセージを伝えるのに、スタイルを守ると余計に伝わらない。彼女は、通りいっぺんの、「ゲンキデスカ?」「マッテルヨ」「アイシテル」そんな言葉では、今の気持ちが伝わらないことに気づきました。
彼女は何と書いたと思いますか?
それはたった3文字。「ア・ナ・タ」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
<コメント>
令和の御代には、逆に想像が難しいかもしれませんね。
電報しかコミュニケーション手段がなく、しかも字数制限があり、カタカナのみなんて。
しかし、この制限の意味がわからないと、愛する夫を気遣う奥様の心が感じ取れないかもしれません。
昭和世代の私などは、即、涙腺崩壊です(笑)。