甲子(きのえね)の大黒さま

甲子(きのえね)の大黒さま
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今年もあと一日で結ばれ、新しい年を迎えようとしています。新年を迎えると心があらたまり清々しい気持ちとなり、今年こそはという希望に満ちあふれます。そして誰もが素晴らしい一年にしたいと願うのではないでしょうか。
 小野川温泉の高台にある甲子大黒天本山は福神の大黒様をお祀りしています。おめでたいお正月は縁起の良い大黒様にお参りして、福徳に満ちた一年にしていただけたらと思います。ぜひ、ご参拝ください。


興味のある方はご覧ください。
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 小野川温泉では、米沢で人気のゆるキャラかねたんの生みの親である岡野亜記さんにお願いし、にゃん小町というゆるキャラを作っていただきました。小野小町と招き猫を組み合わせた、とてもかわいらしいキャラクターです。さらに小野川温泉では、希望する施設でにゃん小町オリジナルデザインも作りました。当山で作ったのが写真の交通安全ステッカーです。交通安全の祈祷をしたステッカーで、車やカバンなどに貼っていただけます。誰も事故を起こそうとして起こす人はいないのに、交通事故がなくならない世の中です。みなさんも交通安全に努めてくださいね。
 にゃん小町交通安全ステッカーについては、当山までお問い合わせください。0238-32-2929

桜が散りさびしくなりましたが、小町山では石楠花(しゃくなげ)が見頃を迎えようとしています。石楠花は毎年花の数が違うのですが、今年はたくさんの花をつけています。様々な種類の石楠花が咲き誇り見応えがあります。小野川温泉にいらしたら、ぜこお立ち寄りください。場所は小野川温泉甲子大黒天本山の境内地です。大黒様にお参りをして福徳をいただき、石楠花の花をお楽しみください。
 
 当山では昨年から写経の体験ができるようになりました。普段とは違う雰囲気のなかで静かな時間を過ごすのは、心が落ち着き良いものです。当山では、まず写経していただくお経と作法を簡単に解説をします。ただ形ばかり写経するのではなく、お経や作法の意味を知ることが大切だと思うからです。解説を聞くと気持ちの入り方も違ってきます。
 

 現在、写経に興味のある多くの方に来ていただいています。写経ははじめてという方がほとんどですが、「新鮮な気持ちになれた、楽しかった」と感想をいただいています。写経は書道とは違い字の上手下手は問われませんし、お手本をなぞって書くこともできます。思っているよりも、気軽に体験することができます。ぜひ一度、写経を体験してみてください。



写経法話体験
場所    小野川温泉 甲子大黒天本山  
受付    午前9時より午後4時まで随時受付
人数    お一人様より
所要時間  約40~60分
御奉納金  1,000円
問い合わせ 電話0238-32-2929
ご希望の方は事前にご連絡ください


初夢に七福神があらわれると良い年になるとされ、お正月に七福神参りが盛んな地域もありますが、おめでたいお正月には縁起の良い福の神が好まれるようです。日本で福の神といえば西の恵比須に東の大黒とされます。福の神では大黒様と恵比須様が東西の横綱です。初詣には新しい年の福徳をいただくという意味もあります。今は百年に一度の大不況といわれるご時世ですから、福の神の大黒様にお参りをして、ぜひ福々しい一年にしていただきたいと思います。皆様、健やかなる新年をお迎えください。


現在、副山主のブログは下記に移行しておりますので、こちらもご覧ください。
坊主のブログ 
本日はもう一枚投稿します。シャクナゲの花の色もいろいろあり、白・赤・紫など様々な色のシャクナゲを見ることが出来ます。
当山の境内地、小町山自然遊歩道では、以前紹介したアズマシャクナゲが終わり、現在は海外のシャクナゲや園芸種のシャクナゲが見頃を迎えています。日本のものと比べて花が大きく見応えがあります。機会があればぜひ小町山においでください。
これも小野川温泉小町山自然遊歩道のシャクナゲです。花を見ていると心が和みます。花の好きな人に悪い人はいないと言いますが、多くの人にシャクナゲの花を楽しんでもらえたらと思います。

小町山自然遊歩道
 場所 小野川温泉 甲子大黒天本山境内
 見頃 5月から6月上旬
 入場 無料
 
小野川温泉では桜の花が散ってしまいましたが、小町山自然遊歩道では今シャクナゲの花が見頃を迎えています。現在咲いているのは米沢市の花にもなっているアズマシャクナゲです。これから、いろいろな種類のシャクナゲが次々に咲いていきます。今年は例年よりも花数が多く、散策に来られた方を楽しませてくれています。
 現代はとかく時間に追われる生活です。寝不足気味で起きたと思ったら、あっという間に暗くなってしまいます。休日といっても、なかなかのんびりはできないのではないでしょうか。私達には静かに流れる時間が必要なのだと思っています。日常の生活では時間があってもテレビをつけてしまい、静かな時間を阻害してしまいます。現代社会にあっては静かな時間を求めようとすれば、日常から離れた非日常の世界を目指さなければならないのかもしれません。
 


 お寺の雰囲気などはまさに非日常の世界です。そういった雰囲気のなかで静寂に身をゆだねるのもいいものです。そういった時間を持つことによってストレス社会で疲れた心を癒すことができるのではないかと思うのです。
 


 そして、私達には忙しい生活のなかで棚上げしている様々な思いがあるはずです。いつも頭の片隅にありながら、なかなかふれることのできない自分の思いに気付けるのも静かな時間のなかでこそなのです。まさに静寂のなかで自分と対話をするわけです。人生を考える楽しみこそが、大人としての上質な時間なのではないかと思うのです。
 


 今年の4月から当山では写経法話体験を実施いたします。法話にて書いていただくお経を解説してから、写経をしていただきます。そうすることによって、より写経に親しめ、いろいろなことを考えるきっかけになるのではないでしょうか。非日常の世界で心おだやかな時間を過ごされてはいかがでしょうか。機会がありましたら、ぜひ体験してみてください。





写経法話体験
場所    小野川温泉 甲子大黒天本山  
受付    午前9時より午後4時まで随時受付
人数    お一人様より
所要時間  約40~60分
御奉納金  1,000円
問い合わせ 電話0238-32-2929



 みなさんご無沙汰しておりました。久しぶりの投稿です。もうじき新しい年を迎える時期となりましたが、来年は甲子(きのえね)の大黒様の十二年に一度の御縁年です。昔から白いネズミは大黒様のお使いとされており、子年は大黒様からたくさんの福徳がいただける年とされております
 
 来年から、また新しい干支が12年がはじまろうとしています。これからの12年がより良い年となりますように、初詣は甲子の大黒様にお参りをされ、大黒様と招福のご縁を結ばれてはいかがでしょうか
 


 今日の写真は昨年の大晦日の写真です。毎年、雪灯篭を灯しているのですが、今年は雪が少なくどうなることでしょうか。みなさん良いお年をお迎えください。
いつも、ご覧いただきありがとうこざいます。今までこのブログに様々な記事を投稿してきたのですが、「甲子の大黒様」という名前を付けながら、個人的なことばかり書いていたように思います。そこで、今後このブログは甲子大黒天や小野川温泉の情報を中心にしていきたいと思います。また、今まで書いてきた私の個人的な記事は別なブログに移らせていただきたいと思います。


新しいブログのアドレスはhttp://d.hatena.ne.jp/buddhist/です。


坊主のブログという名前です。今後とも二つのブログをよろしくお願いいたします。
 一日にどけだけ人と接し言葉を交わしているのか数えたこともありません。一日に話した言葉を集めれば、本一冊分にもなるのかもしれません。しかし、そんなことは意識しませんから、一日の終わりに誰と何を話したのかほとんど憶えていないこともあります。
 

 「一日を大切にしましょう」とよく言われます。では、どうすれば毎日を大切に生活できるのでしょうか。私は自分の言葉に、どれだけ思いを込められるかが大切なのだと思っています。
 

 寝ぼけた朝の「おはよう」にどれだけ思いを込められるのか。ご飯の前の「いただきます」にどれだけ感謝を込められるのか。毎日の仕事にどれだけ気持ちを込められるのか。初対面の「はじめまして」の挨拶にどれだけ心を込められるのか。毎日のあたりまえのことを、どれだけ大切にしているのでしょうか。
 

 「しょうがないから」、「めんどくさいけど」ばかりの一日と心を込めた一日では、ずいぶん違ってくるのではないでしょうか。挨拶、食事、仕事、交際など、みんなが同じように毎日繰り返しています。どうせしなければならないことなら、嫌々するよりも楽しくやりたいものです。心を込められるからこそ、楽しくなるのかもしれませんね。心を込め一日を大切にすることは、自分を大切にすることにもつながりますし、幸せにもつながっていくのではないかと信じています。心があるからこそ思いが生まれ、行動へとつながっていきます。すべては心からはじまります。だからこそ心が大切なのでしょうね。




今日の写真
 みなさん本当にご無沙汰していました。今月はじめての投稿になってしまいました。やっと忙しい時期が終わり、少し落ち着きました。今日の写真は小野川温泉の川沿いにたくさんあるアジサイです。今がちょうど見頃を迎えています。蛍もまだ見られますから、あじさいと蛍のコラボいいものです。忙しくイライラしているときアジサイの花に落ち着かせてもらったようにも思います。花は見ているだけでも心がなごみます。

 最近、人間関係で悩む人が増えているようです。そもそも、人間関係とはどういったものなのでしょうか。私は相手との関係の中で自分は何をするべきなのか、何を言うべきなのかを考え行動することが人間関係だと思うのです。相手との関係の中で自分の役割を意識することが大切なのだと思っています。
 


 生まれたばかりの赤ちゃんは、一人では何もできない「してもらう」ことばかりです。一方的に依存することから、私達の生活は始まります。そこから成長に伴い自分の役割を求めていくようになります。思春期にはお互いの役割を模索しながら、不安になり悩みながら人間関係を学んでいきます。
 


 社会人になれば職場・友人・家族の中で自分が必要とされる役割を作り出す生活です。自分の役割を持つことによって、相手から必要とされる自分を実感することができます。ただ、賢明な読者の方はお分かりだと思うのですが、自分の役割とは相手のわがままを聞くことではありません。
 


 最初のうちは相手の願いを聞くことに終始しがちなのですが、経験により相手にとって本当に必要なものを与えられる人になっていきます。ですから、厳しいことも言えば、あえて手を貸さないこともあるでしょう。また、相手に気づかれず必要なものを与えられるのが理想なのかもしれません。相手が必要とするものを与えられる人には、自然と人が集まってくるのかもしれませんね。誰か一人でもいいから、その人にとってなくてはならない人になれたらと思います。



今日の写真
 植物にも人間にとっても、太陽、空気、水は欠かすことのできない大切なものです。ところが、普段それを意識することはほとんどありません。私達は本当に必要なものほど意識していないのかもしれませんね。お互いになくてはならない相手、しかしだからこそあたりまえすぎてそれを意識していないのかもしれません。普段、意識していないことをあらためて意識してみると大切なものがたくさん見えてくるのかもしれませんね。


 こういう仕事をしていますと、お参りも縁なのだとつくづく思うことがあります。縁がなければなかなかお参りもできないものです。仏教ではこの世界はすべて縁によって成り立っていると教えています。人と人との縁によって成り立っているのが私達の生活なのではないでしょうか。
 

 
 縁によって人と出会っては、相手に対して愛情や怒り尊敬や嫉妬といった様々な感情を抱きながら付き合っているのではないでしょうか。喜怒哀楽を繰り返し、ケンカをしては仲直りをしてまたケンカをする、そういうものなのかもしれませんね。
 


 私は人間にとって一番恐ろしいのは無関心になってしまうことだと思っています。自分と結びついているであろう、たくさんの縁を自ら断ち切ってしまうのが無関心ということなのかもしれません。無関心とは自分の喜怒哀楽を否定することだと思うのです。それは自分の心を否定することであり、自分という人間を否定することでもあるのかもしれません。
 


 私達は様々な出会いによって自分の心の世界を広げていきます。自分の心が広がれば広がるほど、そこからたくさんの喜びや充足といった人間的な豊かさを収穫できるようになります。私たちは心の開拓者なのではないでしょうか。自分の心を広げていくために日々の縁を大切にしたいと思います。



今日の写真
 たくさんの小さなの花が咲いていました。私達もこの花のようなものかもしれません。社会という植木鉢の中でみんなで生活しているのです。社会の枠の中でしか生きられないからこそ、一人では生きられないからこそ、まわりに関心を持ち楽しく生きていきたいものです。