甲子(きのえね)の大黒さま

甲子(きのえね)の大黒さま
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 私の母校、三沢東部小学校です。いろいろなことを学んだなつかしき場所です。子供の頃「人の嫌がることをしないように、自分がしてもらいたいことをしなさい」と教えられました。誰でも一度は言われたことがあるのではないでしょうか。
 
 もし、日本中の人がこれを実践できたら法律などは必要なくなります。ところが、子供の頃に教えられたはずなのに、今まだできないでいます。
 
 この言葉を理解できない人はいないと思います。でも、実践できる人もいないのかもしれません。もしかしたら小学生でも理解できるのに、百歳のお年寄りになってもできないことが、たくさんあるのかもしれません。
 
 生きていくうえで大切なことは、とても単純なことばかりなのかもしれませんね。ですが、単純なことほど実践するのが難しいものです。だからこそ、行う価値があるのかもしれません。日々の心がけが大切ですね

今日の目標
 自分がしてもらいたいことをしてあげましょう


 あなたの生活の中心はどこにありますか。家庭・職場・地元・居酒屋などいろいろあるかと思います。私は今日掲載した写真、大黒さまが中心の生活です。
 
 今の日本は偏重社会とでもいいましょうか、生活・人間関係・考え方・趣味など大きく偏っているように思います。それでいて生活できてしまうのが、今の日本なのかもしれません。
 
 仏教に中道(ちゅうどう)という教えがあります。何事もバランスが大切だということです。極端に走っては、どんなこともうまくいかないものです。
 
 優先順位や比率は人それぞれでしょう。ですが、バランスを大切にしたいものです。 何事もおろそかにせずに、それでいながら自分の輝ける場所を持てたらいいですよね。

今日の目標
 偏らないバランスを心がけましょう  


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 私が気をつけていることの一つに「とっさの一言」があります。何気ない一言が相手の心に深く突き刺さることがあります
 
 仏教の戒律に十善戒(じゅうぜんかい)というものがあります。仏教徒が守らなければならない十の戒律です。このうち口に関する戒律が四つもあります。
 
考えながら話すのは疲れてしまいます。しかし、何気ない一言というのは自分の心を素直にあらわしているだけに怖いものです。 
 
口は災いの元」ともいいます。とっさの一言が生涯の敵を作ることもあります。自分の言葉であっても、受け取るのも解釈するのも相手なんですよね。誤解をまねくような言葉には気をつけたいものです。

今日の目標
 言葉に気をつけて生活しましょう
 
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 北朝鮮のミサイル問題は各国とも、それぞれの思惑があり混迷しているようですね。
 
 各国とも自国の利益を優先させようとするからこそ、進展しないように思います。国という枠組みが邪魔をしているわけです。
 
 人間には国や民族という区別があるからこそ、争いが絶えないのかもしれません。何ごとも区別し自分の利益や主張を守ろうとして、苦しむのが人間なのかもしれませんね。
 
 山形県人という意識は、同じ日本人という意識に広げることができます。もう一歩進んで地球に住む同じ人間だと世界中の人が思えれば、もっと世界は平和になると思うのです。どうせなら一番大きな枠組みで自分のことを考えたいものです。

今日の目標
 大きな枠組みの中で考えましょう
 小町山にサルの群れがやってきました。ボスザルを中心に言葉を話せなくとも、統制が取れているようです。写真はそのボスザルです。
 
 サルと違い人間は言葉を話すことができます。ですが、大切なことほど言葉にできないのかもしれませんね。
 
 私たちは自分の思いを言葉で相手に伝え、それが相手の言葉として返ってきて、お互いの思いを確認して思いを深めていくことができます。
 
 すれ違いや誤解も言葉にすれば、笑い話になることもあります。言葉にしないからこそ不安や孤独に苦しむのかもしれません。せっかく人間は言葉を話せるのですから、上手に使っていきたいものです。

今日の目標
 自分の思いを言葉にしましょう
 人間ですから、機嫌の悪いときもあれば、落ち込むときもあります。疲れているときは無気力になりますし、悲しい時は笑えません。
 
 同じ人間といっても体調や気分によって、ずいぶんと変わってきます。機嫌のいい時に話せば楽しい人になりますし、調子の悪い時に話せば暗い人と、印象も変わってくることがあります。
 
 相手はあなたの状態を詳しく知っているわけではありませんから、今のあなたを見てどういう人間か判断しようとします。ですから、誤解されることもあるかもしれません。
 
 今の自分が相手にどのように映るのか、気をつけなくてはなりません。そして、相手をたった一度で評価しない寛容さも大切ですね

今日の目標
 相手の状態を考えてあげましょう
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 ニュースといえば事件・事故が中心です。めったにないことだからこそ、ニュースになるのでしょうが、朝から暗い気持ちになることもあります。今日の写真は今の日本を象徴しているような暗い通路です。
 
 もっと心あたたまるようなニュースを取りあげてもらいたいと思うのは、私だけでしょうか。
 
 凶悪な事件のあとには模倣犯といわれる事件が続くことがあります。人知れず頑張っている人や感動するような話題を取りあげれば、それに続く人が出てくるかもしれませんね。
 
 暗いニュースが多く報道されるから、世の中が暗くなってしまうのかもしれません。自分の日常くらいは、つねに明るい話題を中心にしたいものです。探してみましょう楽しい話題を。

今日の目標
 明るい話題を探しましょう
 
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 最近の恐ろしい事件に「すべてリセットしたかった」という供述が報道されることがあります。
 
 自分を苦しめるまわりの環境をリセットし、新しい自分に生まれ変わりたかったのかもしれません。
 
 ですが、本当にリセットしなければならないのは、まわりの環境ではなく自分自身なのです。環境が変われば自分も変われるというのは幻想にすぎません。
 
 仏教では「一切皆苦」この世は苦しみに満ちていると説いています。ですから、いろいろな苦しみがあるわけです。私は苦労や困難を一つ乗り越える毎に、新しい自分に変わっていけるのだと思っています。まわりの環境ではなく、自分を変えたいと願います。

今日の目標
 自分自身に変化を求めましょう
 カモメが同じ距離で屋根に並んでいます。なんだかかわいいですよね。
 
 京都の鴨川沿いではカップルが等間隔で座っています。お互い邪魔にならないちょうどよい距離なのだと、心理学の先生に聞いたことがあります。
 
 人との距離を保つのは難しいものです。遠すぎてはつまらないですし、近すぎては迷惑になってしまいます。お互い適度な距離をとるのは大変です。
 
 気を使う人間関係も多くあり、疲れてしまうこともよくあります。そんなことなら、親しい友人とだけ付き合っていきたいと思うことがあります。でも、それではダメなんでしょうね。いろいろな人から学べる謙虚さと忍耐を持ちたいと思います。

今日の目標
 相手との距離を意識しましょう
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 アジサイとキョウチクトウが並んで咲いています。お互いに引き立てあっているようできれいですね。
 
 人と接する時に、みなさんはどんなことに気をつけていますか。私は自分と相手の違いを、気にしないようにしています。人と接すると、どうしても自分との違いを意識させられます。しかも、自分との違いとは相手の欠点として見えてくることが多いものです。
 
 自分の価値感で相手を見ると苦しくなってしまいます。まったく違う人間を自分の型にはめようとしても無理なのですが、それをしようとしてしまいます。
 
 お互いの違いを楽しむというのは無理なのかもしれません。ですが、できないことをしようとして苦しむのも辛いものです。肩の力を抜き、少し余裕を持ってお付き合いしていきたいものです。

今日の目標
 相手と自分の共通の部分を探しましょう


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 当山のシャクナゲにカブトムシがとまっていました。小野川でも昔はたくさんいたのですが、最近は少ないようです。
 
 カブトムシが欲しければホームセンターへという時代です。ですが、生まれてから死ぬまで檻の中というのは、かわいそうだと思います。もし、自分がすべての自由を奪われ生涯、檻の中で暮らさなければならないとしたらどうでしょうか。
 
 たとえ言葉の通じない動物や昆虫でも、思いやりの気持ちが大切だと思います。思いやりの心に人間や動物という区別はないと思うのです

 「もし、自分が相手の立場だったら」とつねに考えることが大切ですね。「欲しいけど、かわいそうだから、見るだけにする」という心やさしい子供や孫を育てたいものです。

今日の目標
 相手の立場で考えましょう
 
 同じ境遇にいたとしても、それを幸せだと感じる人もいれば、不幸だと感じてしまう人もいます。
 
 人間の幸・不幸というものは物質的な豊かさよりも、心のあり方に大きく左右されるのかもしれませんね。
 
 私は「毎日の生活にどれだけ不満があるか」が重要なことだと考えています。不満が多くなるほど不幸な生活になってしまいます。不満にはいろいろな感情が伴います。怒り・失望・嫉妬・悲しみなどの感情が、私たちを不幸へと誘います
 
 不満は雑草と同じようなものなのかもしれません。放っておけば、どんどんはびこります。早めに刈り取っておくことが大切ですね。不満がなくなれば心に残るのは、幸せへと導いてくれる感謝の心なのですから。

今日の目標
 自分の不満に注意しましょう

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 京都に旅行した時にJRのパックを利用しました。交通費を抜けば5,600円で泊まることができました。写真は初日に泊まったホテルの客室です。
 
 今の時代、知らないと損をすることが多くあります。オンラインのクーポンや携帯電話の料金など、はじめから平等に安くすればいいのにと思ってしまいます。
 
 私にはだんだんと世の中が不便になっているように感じてしまいます。変化の激しい時代についていくのも大変ですし、必要な情報を集めるのも大変です。
 
 誰もが平等にサービスを受けられる、特別な知識や技能がなくても普通に生活できる日本であって欲しいと思います。生活しにくいと感じているのは私だけなのでしょうか。

今日の質問
 今の日本は生活しやすいのでしょうか
 
 7月は社会を明るくする運動の強化月間なのだそうです。社会を明るくする運動の広報車を見かけた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
 年々犯罪は増加しており、交通事件を除く検挙者の37.9%が少年によるものなのだそうです。恵まれない家庭環境、悪い影響を与え合う友人、孤独からの自暴自棄などが犯罪への要因となっていくのでしょう。
 
 悪いことをしてしまいそうな時、それを思い留まらせる命綱がなくなってきています。命綱とは自分の良心、あたたかい家庭、学校の先生、地域の連帯感などです。
 
 地域の連帯感が強かった時代は、誰もが村の子供でした。今はよその子供になってしまいました。下手に説教すれば両親が怒鳴り込んでくることもある時代です。しかし、犯罪から子供を守り、犯罪に走らない子供が育つような明るい社会であって欲しいと思います。

今日の目標
 地域の連帯感を意識しましょう
 
 小野川温泉が霧に包まれています。写真は砂防ダムから撮りました。「四十而不惑」とは孔子の言葉です。しかし、現実の世界は迷うことばかりなのではないでしょうか。まさに霧の中です。
 
 生きていれば多くの選択を迫られ、それに責任を持たなくてはなりません後悔したくないと思うからこそ、迷いの連続です
 
 人間はどこに進んでも苦労するようになっているのかもしれません。苦労する宿命を背負っているのかもしれませんね。はじめから苦労すると覚悟していれば、迷うことも少なくなるのかもしれません。
 
 自分を信じて進むことができればどれだけ楽でしょうか。でも、それが難しいんですよね。迷うことも、また我々の宿命なのかもしれませんね。

今日の目標
 苦労を覚悟して生活しまょう