甲子の大黒さま

▼菩薩の心

 仏教では一人の菩薩として生きなさいと教えています。菩薩とは悟りを求める人のことです。では、悟りを求める菩薩は何をすればいいのかといえば、利他行(りたぎょう)を積みなさいと教えています。利他行とは相手のために尽くすことです。
 

 先輩の観音菩薩・文殊菩薩・地蔵菩薩・虚空蔵菩薩などたくさんの菩薩は、つねに私達のことばかりを考えておられる。その先輩方と同じように自分のことばかりではなく、相手のことを思い生活しなさいというのが菩薩の教えなのです。
 

 素直に相手の幸せを願うことができれば、自然と怒りや嫉妬、憎しみや不満の心が浄化され、心は清くおだやかとなります。それが菩薩の心なのです。相手を思い具体的な利他行を積んでいくことによって、自分の心を浄化していくことが菩薩の道なんですよと教えているのです。
 

 仏教といえば葬式や御利益というイメージが定着していますが、本来の仏教とはいかに心おだやかに暮らしていくかの教えなのです。仏教ではたくさんの仏様が私達を見守ってくださっていると教えています。そう信じることができるからこそ、心がおだやかになり、心がおだやかになるからこそ、まわりの人にもやさしくなれるのではないかと思うのです。一人の菩薩として生きていけたらと願います。
 


今日の写真
 ご無沙汰しております。忙しく更新できない日が続いておりました。今日の写真はボルジの花にミツバチがとまっているところを偶然撮ることができました。小野川温泉ではほたるまつりが始まり、少しずつ蛍も出てきているようです。ぜひ、小野川温泉に蛍を見に来てください。


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2007.06.20:hs-1119

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