甲子の大黒さま
▼自分なりの思いで
今回で2度目となる毎日書道展への挑戦がようやく終わりました。約3ヶ月間、何枚書いたのかも忘れてしまいました。ですが実際の出品はたった一枚です。審査は私の知らないところですべて決まってしまいます。出品される方はみなさんそれぞれの思いがあるのでしょうが、はっきりと明暗が分かれてしまいます。個人の思いなど全体の前ではまったく考慮されないのが現実の世界なのでしょう。
私は現実の世界と自分の内的世界を、はっきりと区別することが大切なのだと思っています。審査という現実の世界と自分なりに頑張ったという内的世界を混同してしまうと、思い通りにいかない現実の世界に苦しむことになってしまいます。もちろん悔しい思いをすることも大切なことなのですが、思い通りにならず愚痴や不満に埋もれるのも大変です。
現実は人間関係でも仕事でも思い通りにならないことばかりなのかもしれません。ですが、だからといって何もしないというわけにもいきません。頑張っても結果が出せないかもしれないという不安と戦いながらも、自分なりに納得するために頑張らなくてはなりません。
私たちは思い通りにいかない現実の世界で暮らしているからこそ、内的世界が必要なのでしょう。見方によってはたんなる自己満足と思われるかもしれませんが、私はそれも大切なことなのだと思うのです。自分の努力やたくさんの思いを無駄にするのもしないのも、自分の思い一つなのではないでしょうか。現実の世界がどうであれ、他の誰でもない自分が納得して胸を張って生きていけることが大切なのだと思うです。
今日の写真
小野川温泉の桜も満開が近いようです。ゴールデンウィークが見頃となりそうです。帰省ラッシュで疲れた心と体を満開の桜が癒してくれることでしょう。
画像 (小 中 大)
2007.04.28:hs-1119
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