甲子の大黒さま
▼大切なバランス
どんなに探しても楽な仕事などなく、結婚生活も育児もけして楽なものではないというのが共通の認識なのかもしれませんね。だからこそ人は家族のやすらぎ・熱中できる生きがい・楽しい友人との時間・日常を忘れられる娯楽などによって、苦と楽のバランスを保って生活しているのかもしれません。
しかし、苦にかたよれば心の病や過労死の危険がありますし、楽にかたよれば依存症やニートになる可能性もあります。この苦楽のバランスがとても大切です。そして確実なことは私たちの生活から苦をなくすことはできないということです。この世界に住む誰もが苦しみと同居しているのでしょう。よくある貧乏自慢や苦労自慢は、逃れられない苦をお互いに認識するためのものなのかもしれません。
現代は苦を否定し楽ばかりを求める傾向があります。幼い頃から楽ばかりを与えられるため、苦と楽のバランスをうまくとることができないのかもしれません。この仕事はつらいから辞める、理想の結婚生活とは違うから離婚する、あの人とは合わないから付き合わない、これらは逃れられない苦から逃れようとするかのようです。
苦と楽は表裏一体、苦があるからこそ楽があり、苦があるからこそありがたいという感謝の心も生まれるのかもしれません。このことは苦労しながらも頑張っておられる方には納得いただけることなのではないでしょうか。魚をつかもうとすれば冷たい水の中に入らなければなりません。それと同じように楽を得ようとすれば苦もまた必要なのかもしれませんね。苦労から逃れられない人間だからこそ、苦とも仲良く同居したいものです。
今日の目標
苦楽のバランスを大切にしましょう
今日の写真
だいぶ春らしくなってきました。春を告げる使者フキノトウは大きくなり、代わってカタクリが花を咲かせています。春の散策はとても気持ちがいいものです。
最近、更新できない日が続いています。書きたいことを書き尽くしてしまったかのようです。しばらくはのんびりと続けていきたいと思います。
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2007.04.11:hs-1119
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