甲子の大黒さま

▼いつまでも喜びを

 仕事がない時は、どんな仕事でもいいから就職したいと思います。孫の顔を見たい時は、どんな人でもいいから結婚してもらいたいと思います。お腹がすいた時は、どんなものでもいいから食べたいと思います。
 
 人間の生活とは満たされないものを満たすためにあるのではないかと思うことがあります。ところが念願叶うと、途端に不満が出てきてしまいます。給料が安い、気が利かない、おいしくないと、自分が望んでいたはずなのに、その価値を見失ってしまいます。
 
 たとえ給料が上がっても、気を使ってもらっても、おいしくなても、喜びの後には不満が控えているものです。気がつけば何一つ満たされていない自分に出会うのかもしれません。
 
 人間の不満は向上につながることもあれば、苦しみに変わることもあります。現実の生活では後者が圧倒的に多いのではないでしょうか。不満を作り出すのは自分であり、それを苦しみに変えるのも自分自身なのです。一つの喜びを不満に変えることなく、大切にしまっておきたいものです。

今日の目標
 感謝の心を大切にしましょう

今日の写真
 昨日から上杉雪灯篭祭りがはじまったようです。今年は例年にない暖冬でお祭りの規模も縮小になりました。今日の写真は柚雪籠祭りに合わせて小野川温泉で作られた雪灯篭です。これは昨日の写真なのですが、ほとんど雪がなくぽつりと立つ雪灯篭もなんだか寂しそうです。本日は一日雪が降り冬の祭典に相応しくなってきました。


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2007.02.11:hs-1119

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