甲子の大黒さま
▼宝くじで高額当選したら
宝クジに当選してからは毎日コツコツと働くことが馬鹿らしくなってしまいました。まだ、辞めてはいないのですが頑張ろうという気力はなくなり、日々つまらなくなってしまった仕事を続けています。子供達も当選金をあてにして定職にも就かず遊んで暮らしています。友人や親戚にはお金の相談と皮肉ばかりを言われ、人間不信になってしまいました。
知らず知らず人間中心の生活からお金中心の生活に変わり、次々に自分の欲望を満たしていく快楽の虜です。気がつけばまわりにはお金目当ての人ばかり、自分のことを真剣に考えくれる友人はいなくなっていました。新しく建てた家は宝くじ御殿と評され、何を買っても羨望と皮肉がつきまとう生活です。毎日お金のことばかりを考えるようになり、まるで金の亡者のようです。皮肉ばかりの周囲からは孤立して、家族ともお金の話しでケンカばかりしています。
一生懸命に働いたお金ならこんなことにはならなかったはずなのに、今では当選したことを後悔しています。人間は分不相応のお金を得ると、それがもとで不幸になってしまうのかもしれません。お金はなくとも家族が仲良く笑い、友人と楽しく過ごした、昔に戻ることが私の一番の願いとなってしまいました。しかし、それをお金で買うことはできません。
宝クジで高額当選を果たした人の多くは、当選したことを後悔するそうです。お金が人の心を荒廃させ、おだやかな家族生活を破綻に導き、人間中心の生活からお金中心の生活へと変わっていくのかもしれませんね。その生活の先に待っているものは享楽と孤独だけなのかもしれません。宝くじは期間限定の夢として、楽しむだけで充分ですね。
今日の目標
お金では買えないものを大切にしましょう
今日の写真
光が強すぎて、真っ白になってしまった写真です。どんなことでも、強すぎる刺激は今までに築きあげてきたものを崩壊させてしまうのかもしれませんね。
画像 (小 中 大)
2007.02.09:hs-1119
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