甲子の大黒さま
▼揺れる心を見つめて
毎日の生活で心が揺れると、人間は二つの方向に進んでしまうことが多いのかもしれません。一つには相手を責めること。「あなたのせいで」と誰かを憎むことによって心を静めようとします。もう一つは自分を責めること。「私のせいで」と自分を責めることによって納得しようとしてしまいます。
人間は心が揺れると、その原因を追求しようとしてしまいます。何らかの納得できる理由を求めてしまうのです。その原因を自分に見出すのか、相手に見出すのか、はたまた世の中に見出すのかは、人それぞれ時と場合によります。
しかし、自分を責めれば後悔に苦しみ、相手を責めては憎しみに苦しむことになってしまいます。原因を追及しようとしても、苦しむだけなのかもしれませんね。
心が揺れた時に右往左往しては、さらに心が揺れてしまいます。吹雪がおさまるのを山小屋でじっと待つように、何も考えずに心の揺れがおさまるのを待つことも大切なのかもしれませんね。下手に動けば遭難してしまうこともあるでしょう。原因を追及しても納得できないことがほとんどだからこそ、心の揺れに身を委ねることも、時には必要なのかもしれませんね。
今日の目標
揺れる心をじっと見守りましょう
今日の写真
小野川温泉から見える月山の写真です。この時期は雪が降らず、星空のきれいな日ほど冷え込みます。太陽が昇り急に温度が上昇すると深い霧に覆われることがあります。目の前がすべて霧の覆われ月山の頂上しか見えない日でした。
画像 (小 中 大)
2007.02.06:hs-1119
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