甲子の大黒さま
▼自分の弱さの中に
以前、掲載した「宗教と科学」で人間は科学の限界を知った時に、何かにすがりたいという気持ちが生まれると書きました。今日はその続きのようなものです。人間は長い歴史の中で飢饉があり、疫病があり、また戦争があり、自らの無力さをまざまざと見せつけられながら生きてきたのではないかと思います。
ですが厳しい現実の中で生きてきたからこそ、謙虚さがありつつましい生活を送ることが出来たのかもしれません。しかし、現代は科学の恩恵により、己の無力さを実感できなくなっているのかもしれませんね。
もしかしたら、自分の弱さをごまかして生きることのできる時代なのかもしれません。欲望渦巻く社会からたくさんの刺激を浴び、感覚を麻痺させられているのではないかと思うことがあります。
人間は自分の弱さを知ったと時に、現実をありのままに受け入れられる謙虚さを得るのかもしれません。理屈や自己弁護を捨て自分の弱さに目を向けられる人だけが、自分と同じような弱さを持つ相手を慈しみ、不平不満の生活から逃れありのままの生活に感謝でき、欲望に翻弄される自分から謙虚な自分に生まれ変わり、心の平安にたどりつけるのかもしれませんね。人間は目を背けたい自分の弱さを見つめることによって、心が豊かになるのかもしれませんね。
今日の目標
自分の弱さを見つめましょう
今日の写真
当山の屋根越しに見える小町山です。一月はほとんど雪が降らなかったのですが、今日はこれから除雪しなければならないほど雪が積もりました。やっと小野川温泉も冬らしい雪景色になりそうです。
画像 (小 中 大)
2007.02.02:hs-1119
[2007.02.04]
お待ちしております (副さん)
[2007.02.02]
がんばります (すずめ)
[2007.02.02]
頑張ってください (副さん)
[2007.02.02]
自分との戦い (すずめ)
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