甲子の大黒さま

▼自分を支える柱

 「人の為に尽くす奉仕の心を持ちましょう」というスローガンを学校の体育館に掲げたら、家庭から抗議が来るかもしれない時代です。それだけ自分のためだけに生きることが、当然と考える人が増えているのかもしれませんね。
 
 仏教に「布施」という言葉があります。お寺さんに包む場合「お布施」と書きますが、本来はお金ではなく無償の奉仕のことです。仏教では2500年前から人間が充実した生活を送るためには、人に尽くすことが大切であると教えています。
 
 自分の仕事が社会に貢献していると考えられる人は幸せです。地区の仕事に喜んで参加できる人は幸せです。大切な人ために自分は何ができるだろうかと考えられる人は幸せです。
 
 自分のためだけの生活は空気の抜けた風船のように、心がしぼんでしまいます。しぼんだ心からは孤独や不満、そして虚しさばかりが溢れてくるものです。誰かのためにという奉仕の心が自分をも支えてくれるのだと思います。多くの人を支えようとするからこそ、それだけ自分を支えてくれる柱も大きくなっていくのだと思うのです。どんな時でも大きく満たされた心で生活したいと願います。


今日の目標
 お布施の心を大切にしましょう


今日の写真
 またまた小野川温泉の朝日です。暗い景色に朝日が昇りはじめ、徐々に明るくなっていくのを見るのはとてもいいものです。わたしの心までもが明るく照らされそうです。朝日を浴びる小野川温泉はとてもきれいです。
 
 
画像 ( )
2006.12.29:hs-1119
[2006.12.30]
良いお年を (副さん)
[2006.12.29]
冬至前と冬至後の夜明けの」時間 (上和田あひる)

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