甲子の大黒さま

▼上手な付き合い方C

 では、縁があって出会った人達と、どのように付き合っていけばいいのでしょうか。私は相手に自分の価値感を押しつけないで、自分と同じ一人の人間として認めることが大切だと思っています。理屈として目の前にいる人間が自分とは違う人間だとは分かります。しかし、そう思って接することは意外と難しいのかもしれませんね。どうしても自分の価値感を押しつけようとするのが人間なのかもしれません。

 ですから、人に何かを勧めるときは「よろしければ」と一言つけ加えたり。「お前は」と相手を批評するのではなく「私は」とあくまでも自分の意見として話したり。「こういう考え方もあるんだ」といった相手に対する謙虚さも大切なのだと思うのです。また、自分の話をするよりも、相手の話を聞くことも大切だと思います。攻撃的な人に限って相手の話を聞かずに、先入観のみで相手を見ていることがあります。人を批評するよりも誉める習慣を持ちたいものです。そして、相手に対する醜い感情が浮かんできたら、どうしてそんな気持ちになるのかを考えてみることも必要です。

 もちろん、相手に非のあることもあるでしょう。しかし、自分の思いこみやワガママが原因の場合も多いものです。相手に非のあることが半分とすれば、自分の思いこみやワガママが半分といった比率なのかもしれません。そう考えれば現在のストレスや苦悩を半分にすることもできると思うのです。重荷を半分にすることができれば、ずいぶんと楽な生活を送れるようになるかもしれませんね。
 
 自分と同じように、すべての人に楽しみや苦しみがあり、家庭があり仕事があり、長所と欠点があり、その人なりに一生懸命に生きています。自分からはどのように見えようと、その人なりの人生を過ごしているのです。大切なことは自分と同じように生きている一人の人間として尊敬できるかということだと思うのです。
・・・続きは明日掲載します
 
今日の写真
 またまた小野川温泉の朝焼けです。晴天の空に昇る朝日も好きなのですが、雲のすき間から溢れる光もいいものです。


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2006.12.18:hs-1119

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