甲子の大黒さま
▼真っ白な心で
ドラマ「氷点」を見ました。仲村トオルさんと飯島直子さんが夫婦を演じていたのですが、娘が変質者に殺されてしまいます。夫は妻への不信から娘を殺し自殺した男の娘を養女として迎え入れました。何も知らない妻は娘の分までその養女をかわいがります。
しかし、ある日妻は養女が自分の娘を殺した男の娘であると知ってしまいます。その日から妻の態度は急変し冷たい仕打ちを繰り返すようになります。何も知らずにその仕打ちに耐えていた養女も大きくなり自分が殺人者の娘であるということを知り自殺未遂をはかります。しかし、養女が生死の狭間をさまよっているときに、実は養女が殺人者の娘ではなかったという事実を知るのです。そして、また少しずつあたたかい家族に戻っていくというストーリーでした。
このドラマはキリスト教の罪と許しを描いているように思えました。目の前にいる養女は何も変わっていないのに、ただの養女であるときはかわいがり、殺人者の娘であるときは憎しみ、殺人者の娘でなくなればまた慈しむ。心情的には理解できるのですが、なんの罪もない養女を出生だけで憎しみ慈しむということに人間の罪深さを感じてしまいました。
もちろんドラマの極端な設定ですから、現実にはまずないことです。しかし、私たちは普段から思い込みや偏見によって相手を見ていることが多いのかもしれません。目の前にいる相手は何も変わっていないのに、自分の見方一つで憎んだり慈しんだりしているのかもしれませんね。人と接するときには真っ白な心でいたいものです。
明日の目標
思い込みや偏見に惑わされないようにしましょう
今日の写真
私の住んでいるところは飛行機の路線になっているのか、よく飛行機が飛んでいます。ふと空を見ると珍しく飛行機雲がクロスしているのを見つけ写真を撮りました。
画像 (小 中 大)
2006.11.28:hs-1119
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